それは、朝の日差しがきつくなる時間の出来事だった。
庭に置かれた花鉢に、妻は日課として水をやる。
じょうろ(如雨露)に水が注がれる聞きなれた音に、重なるように紛れた不穏なノイズ。
ガザゴソーーー
ガサゴソーーー
耳の良い妻が、その場所へ行って覗きこむ。
「おはよう」
目と目が合ったヘビがそう言ったかは定かではないが、
起こしてしまったのかもしれない。
あくびしてるぜぇ!このヘビ!
柵と一体化してると思ったら、上ったり下りたり
朝のストレッチをしている。
できるな!お主!!
私は言った。
「家の守り神かもね?!」
妻
「でも、金色じゃないね」