中国の悲しい風(20話) | 体幹ダイエット!人生を変えた7つのポイント

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あっ、こんなに便利な方法があったんだ!こんな便利な物があるんだ!など紹介します。

中国の悲しい風(20話)

※7の付く日にこの小説を掲載しています。

私達は、アハハハハッ、周りを歩く人達がこちらを怪訝そうに見るのを無視して、笑い転げた。それから、じゃあ早くバスに乗ろうと、どちらからでもなく手を取って、小走りでバス停に急いだのだった。

前編 
四・恋(その1)

「老虎灘はとても綺麗な海の公園なの。内陸の人たちは一度も海を見た事がない人が多いから、夏はたくさんの人が観光に来るのよ。
大連はそんなに暑くないし珍しいでしょ、海を見られるのは。今日もきっと大勢の人がいると思うわ。」

この大連を巡る観光用のバスは、中国語の案内があったが私にはさっぱり理解できなかった。

だが、李華連がガイドをするようにバスに乗って以来ずっと喋っていた。

「夏は泳ぐこともできるのよ。もうすぐね。海は少し冷たいけど大丈夫。北大橋を過ぎると小さなホテルが幾つかあるけど、どこもプライベートビーチが有るのよ。
でも小さくて砂浜はないの。

みな尖ったような小石ばかりだけど泳ぐ人も多いのよ。
普通はみんな日光浴が目的かな。中では貝とかエビとか、バーベキューも出来るのよ。きっと美味しいと思うわ。海の傍で食べるのは。」

バスは、星海広場、付家庄のバス停に止まり、土曜日という事も手伝ってか、ほぼ満員近くになった乗客を乗せてのんびりと走っていた。

老虎灘に面した海岸線に差しかかったところから、バスはそう高くはない山に向かって緩やかに坂道を上りだした。

綺麗に舗装された道路は海岸線に沿って、九十九折のようにくねくねと曲がって高度を上げていった。

私達はマイカルで買った花巻ずしを食べながら、顔を見合わせ相変わらずお喋りを続けていた。
最も、そのうちの殆どを李華連が喋り続けていると言って良かった。

私といえば「へー。」や、「ふーん。」といった相槌ばかりで、言葉らしい言葉といえば「なるほどね。」くらいであった。

ようやく、お喋りが一段落したところで窓の外を見た李華連が、突然すっとんきょうな声をあげた。

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