コロナウィルス過の中、企業は「客不足」で苦しんでいる。

夏フェスなど言語道断。

ところが、スタッフを慮って強硬開催したところ、ネットで猛批判を食らった。

それにあえて逆批判したアーティストが、さらなる批判で「大炎上」してしまった。

（どうせこうなら、批判しなけりゃよかったのにね。）

大学生も、バイト先が無いので苦しんでいる。

東大生や京大生でも同じこと。

本来なら、その高い学力を活かして、塾講師や家庭教師でもやろうかと思いきや、その受け入れ先が殆どなくなったのだから深刻だ。

かといって、レストランやバーでのスタッフや皿洗いなどのバイト先もない。

今やお先真っ暗な状態だ。

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さて、成人式で帰還したマナだが、面白い話を聞いた。

「バイト？やってますよｗ」

そのバイト先とは「講談社」だ。

「ネーム入れやってます。」

「は？」

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漫画家という人は、とにかく字が雑らしい。

絵は素晴らしくきれいなのだが、字は汚過ぎて全く読めない場合も多い。

そこで編集で「ネーム入れ」が必要になるそうだ。

講談社に行く

そして、編集作業室に入る。

並ぶのは、20台ほどのPCだ。

ログインすると、書きたての原稿が出る。

そこで、そのシーンをイメージし、明朝体か、ゴシック調か、キラキラ文字かを選び、作者に送る。

「これでいいですか？」

作者から返事が来た。

「う～ん・・・もうちょっと派手なシーンだから力強く・・・」

訂正して再送信する。

「これでいいですか？

作者から返事が来た。

「あ！そんな感じでいいよ。」

これで一枚が終了。

こんな調子で、数々のマンガ「進撃の巨人」「はたらく細胞BLACK」などを仕上げたそうだ。

このバイト、最大のメリットは作者との1対１の作業であるから、「時間は都合のいい時でいい」ということだ。

朝でも

昼でも

夕方でも

深夜でもいい

締め切りに間に合えばいいわけ。

大学生にとって、喉から手が出るほど欲しい条件だ。

だからと言って、誰にでもできる仕事ではない。

そこは、早稲田大学の人脈を活かして情報を共有しているようだ。

さすがに出版物は東京に限る。

羨ましくなるほどの境遇だね。

塾に帰ってきた大学生 その９ 謎のバイト「ネーム入れ作業」