エホバの証人は「血を食べてはならない」という神からの命令を守ろうと努力しています。
それを輸血などにも当てはめて、自分達こそがこの掟に真剣に向き合っていると思っている事でしょう。
しかし、この「血を食べないように」という掟はエホバの証人だけでなく、ユダヤ教やイスラム教徒の方々も真摯な姿勢で向き合っているのではないでしょうか?
世界には食のタブーってのは多いですよね。
自分達だけが神の言葉を立派に守ってるなんて言えませんよね?
例えば、肉を水で白くなるまで洗って完全に血抜きしようとしたり、牛ステーキもレアでは食べない方々もおられます。
じゃあ、エホバの証人はどうなんでしょうか?
明確な規定はなさそうだけど、ローカルルールみたいなのは有りそうですよね。
鯨肉は大き過ぎて血抜きがきちんと出来てないから食べるべきでないってのは聞いた事があります。
他にもレバーを食べて排斥になった方もいるとかいないとか・・・
これって噂?
でも、知り合いの霊的兄弟もレバーはエホバの証人的には避けたほうがいいって言ってたし。
以前に料理番組でレバーの血抜きについて「どんなに頑張って血抜きしようと思ってもほとんどは残るものですから」と説明されてたのを聞いてショックをうけたものですが、じゃあどの程度、血抜きをする事が求められてるんだろう、レバーとか血抜きが充分に出来ないものは食べてはダメなんだろうか?と考えてみました。
まず、肉を水で白くなるまで洗わなければいけないかというと・・・
水が貴重な荒野で生活していた古代イスラエルの民はそんな事までは出来なかっただろうし、してなかっただろうって結論です。
どのくらい肉を焼くべきかなんて規定も無いですよね。
じゃあ、レバーなどのどんなに頑張っても血液成分の多くが残ってしまう食材はエホバの証人は食べてはダメなのかというと・・・
聖書にはこんな記述があるよ
古代イスラエルがエジプトにいた時に災いから過ぎ越されるために行わなければならないと神から命令されていた中にこんなものも有りました。
その時の食事について・・・
8 「『そして彼らはその夜にその肉を食べなければならない。それを火で焼いて無酵母パンと共に,また苦菜を添えて食べる。9 その幾らかにせよ生で*,あるいはゆでて,つまり水で煮て食べてはいけない。火で焼く,その頭もすねや内臓も共に。10 また,その幾らかでも朝まで残しておいてはならない。朝まで残るものは火に入れて焼き捨てるべきである。
出エジプト記12章8~10節
内臓も残さず食べるようにと書いてあると思うんですが・・・
つまり、実際にはほとんど血抜き出来ない肝臓なんかも食べていいって事ですよね?
神が命令してるんだもん。
とまあ、こんな事からもあまり神経質にならずに、人がどうこう言うかではなくて、自分の判断で何でも食べればいいんじゃないかなって思います。
みなさんはレバニラ炒め好きですか?