中田裕二のユートピア

ヴァイオリンの音色が切ない程に優しい

 

この楽曲を聴くたびにきみを想わずにいられない!

これほどきみに相応しい楽曲も歌詞もないだろうね

 

 

 

きっとまともに来たなら

 

交わらないだろう

 

迷い子の流れ着いた場所

 

このフレーズがたまらなく心惹かれる

そう…まともになどこれなかったよね

ずっとずっと

いばらのみちを歩いてきたから

 

だからこそ心に染み入るこの言の葉

 

きっと悪い夢を見て怯えていただけ

 

さあ忘れて僕のところまで…

なんという優しい歌詞だろう

おそらくこの歌詞の女性は悪夢に怯えながらも甘えることが出来ず

 

毛布をかぶり…ひたすら縮こまり震えているのだろう

そんな彼女を優しくいたわり

 

優しい嘘だ

 

真白き朝の微笑みに包まれて

 

終わりたい

 

このラストにすべてが込められている

 

彼女をいたわり騙しそっと抱きしめ

 

彼は連れてゆくのだろう

儚き二人だけのユートピアへ

 

人生なんていいことばかりじゃない

 

苦しくて辛くて

 

笑っていても心では血を流し

 

生きる為の腕を持てなかったニジンスキーのように

 

不器用に騒音と混じり

 

楽しんで生きる演技に疲れ

 

己を誤魔化し偽りの仮面をつけ

 

ふと魂が抜けるような刹那

 

闇に隠れ明日に怯え続ける日々

 

わたしは夢見る

 

愛するきみにいざなわれ

 

哀しくはない虹色のユートピアを