わたしの尊敬する大切なひとは緑の指の持ち主だった
薔薇も草花も観葉植物もエアプランツもサボテン、ハーブ、多肉植物に至るまで彼の手にかかるとみな美しく伸び伸びと輝いていた

 

我が愛しの半身の旦那様(おにいちゃん)の育てたキャッツテールがあまりに太くて真っ赤で見事だったので株分けしてもらい我が家のベランダで大切に育てていたのに…

本当に🐈の尻尾のようにふわふわと立派だったキャッツテールが日に日に痩せていき

とうとう枯れてしまったのには姉妹で放心してしまった

きっとおにいちゃんが恋しかったのかもしれない
私たち人間だって望んでいないのにいきなりよそにやられたらショックだものね
今思うと可哀想なことをしたな

妹はキャッツテールが好きすぎて歌まで作って歌っていたのでかなり落ち込んでいた

妹作詞作曲の歌は…

キャッツテール🎵ohキャッツテール🎵
キャッツテール🎵oh Goodnight
キャッツテール🎵oh キャッツテール🎵

キャッツテール🎵oh プリティガール🎵プリティガール🎵

プリティガール🎵

 

という歌詞で単調な明るい楽曲だが踊りながら歌っていたのが可愛かった💗

プリティガール🎵はなんとなくわかるけれどなぜGood nightなのかツッコミどころ満載なところがまた可愛いくてきみらしい💗

ねーさんは今でもあの歌をよく憶えているよ

 

話しがそれてしまったが…我が愛する緑の指のおにいちゃんはどんな植物も上手に育てていて枯らしたことがなかった

サボテンが言葉を理解することや
ハーブや薔薇の伝説も語ってくれて楽しかったな


おにいちゃんのようにはいかないけれど我が家のミントとサボテン、シェフレラ、ゴムの木、トックリラン、ポトスは元気です

あ、ケンタッキー・カーネルミントを先月お花屋さんで見染めて養女にしたよ

キントちゃんってお名前つけてね、すくすく元気に育ってくれてる

摘みたてのフレッシュミントティーを楽しめるのもちょっとした心の贅沢
夜、眠らずにお庭の見張り番をしてくれるハーブは心強いボディガード

魔除けにもなるからお気に入り
いにしえの頃…医学が発達していなかった時代…ハーブは薬がわりになり人々に寄り添い、助けてくれていた
現代医学が発達してからはドクターや薬局にバトンタッチしてアロマテラピーに愛用されているけれど底知れない聖なるパワーが宿っている
その素晴らしい効能を知り尽くしている魔女さんが惚れ薬やお茶にしていたのが頷ける

 

そういえば…昔、ガーデニングにハマってきみとハーブガーデンを作ったね

パセリとセージとアップルミントを寄せ植えしたらミントが他の子の養分吸っちゃって発育旺盛なミントは単独で植えないとってことも学んだっけ

そう…ハーブにもきみとの思い出がいっぱいだ

だからね、牧って名前に因んでキントちゃんって命名したよ
ミントでキント、わかる?
サボテンのまきこちゃんもシルエットがきみにそっくりで見かけた時に「まきちゃん?」って思わず話しかけてしまい「この子はうちに来る為に生まれてきたんだ!」とインスピレーションを感じて即養女に迎えてしまった

お部屋で元気にしているよ

見るモノすべてにきみを重ね愛していこう
これからもずっとずっと…
きみが迎えに来るその日まで…