母と呼びたくない毒親が今朝、作った天津飯を見てひと言

「なに、これ…カニが入ってない…ひどいことするのね。せめて1本は入れてほしいわね…私には食べさせたくないって事ね!!」
と怒り出した

でもね…カニ棒はきっちり半分ずつ入れたよ?
いくら説明しても信じず
「もういい…だから食費を半分ちょうだいよ!」とキレるしまつ
そしてしまいにはせっかく作った天津飯のカニ棒を箸で取り出して小皿に分けると

「これを持って行って見てもらうから」と謎のことを言い出したので
「好きにして…どうぞ。熱中症で倒れないでよ」と呆れ果てると
「倒れればいいと思ってるんでしょ!!私に死んでほしいものね!!」
とつっかかってくる
「冗談じゃないよ…恨んで出てきそうで恐ろしいからそんなこと思わない」

と反論しても怪獣みたいにギャーギャー火を吹いて言葉の暴力を浴びせてくる

 

いったん怒りの座に火がつくと治まらずこちらの意見も耳に入らないので手早く食事をすませ近くの図書館に避難した

母は一昨年から筋力が弱り5分の距離も歩けない
毎日ウォーキングして筋力を鍛えていれば治ったのだが運動や努力の嫌いな人なので

すっかり足腰が弱くなった
家の中を移動するぶんには問題ないのだが引っ越し当日もタクシーを呼ぼうと言うわたしの意見を遮り「絶対にいやよ!!」と言い張ったので渋々歩いて移動したら途中で歩けなくなり、おまけに熱中症で病院に運ばれた為、引っ越しが延期になった

だからタクシーで行けばよかったのにと言うと
「なら最初から呼んでくれればいいじゃない」とムッとする

はい?わたしはあなたの使用人ですか??
黙って行動しろってことですか??
物件探しや荷造り、ほかにもする事が山積みで妹が逝ってしまった事実から立ち直れていないんですけど…

そう…母にとってわたしはメイド感覚なのだ

昔から娘はこき使って当たり散らして機嫌をとるのが当たり前
我が愛しの半身が面倒見が良く母を尊重してメイク道具から服から宝塚歌劇のチケットに至るまで機嫌を損ねないようにお姫様扱いして気を遣っていたのでそれが普通だと思っている
それなのに…人でなしの母は当時、肋骨を骨折した妹に着物の帯を結ばせ、親しかった雪組の某トップさんに母の席を伝えて目線をくれるように頼ませ、生徒席がない時はわたしに真夏だろうが真冬だろうがチケットを用意させたものだから、なかなか病院に行けずに薬がなくなってチアノーゼで苦しんでいても知らん顔

留守番していた私たちにお土産のひとつも買わないまま帰宅し痛みで寝ている妹に
「ちゃんと〇〇さんに私が来ていたこと通してくれたの?ぜんぜん目線がこなかったんだけど!!」とキレまくる
いやいや、違うでしょ
その前に「お留守番ありがとう、具合は大丈夫?」じゃないの?
某トップさんは妹とわたしが観に来ないで心配していたんだけどね…
我儘な母は生徒席2枚をとってもらっておいて隣に自分の荷物を置いて観劇していたので某トップさんは「あなたとお母さまの席なのにどうしてあなたが座らないで荷物を置いてるの?」と驚いていたっけ
妹が「母は私たちに隣に座られたくなくて1人で観たいそうなんです」と説明すると「えっ、生徒席なのに?」
と母の非常識さに呆れて
「ひどいな…いつでも席をとるからお母さんに黙って観においで」と言ってくれた

そんな人だからジェンヌさんたちにも嫌われていたのに知らぬは本人ばかりなり

唯一、星組のトップさんだけが母に優しくしてくれたけれど…あの破天荒でエゴイストな性格を妹が隠していたからね…
母の鬼畜っぷりをよく知っていた当時の三番手のMさんは妹と学生時代からの付き合いで母のことが苦手だった
 

昔から我儘でまだ金銭的にもゆとりがあり何の不自由もなく元気だった頃、夕食の支度をしながら
「こんな女中にみたいにこき使って!!!」とキレながら食事を運んでくる人だった
いえいえ、それあなたですから
その言葉そのままお返しします

それに世の中のお母さん方は多分…文句を言わずに黙々と家族の為にご飯を作ってくれているよ?

その当時母は40歳
まだ台所を引退する年ではなかったし元気だった
故に41で料理をしなくなりわたしと妹が交互に食事と買い物することになり
自分は女王様気取りで上げ膳据え膳で知らん顔
面白くなければ娘たちをサンドバッグにしてアドレナリンを放出し、スッキリすると突然機嫌が良くなって話しかけてくるの繰り返し
そんなテンションについていけず私たち姉妹は家にいながら気が休まらずに過ごさなければならない日々に疲れ果てて病んでいた

自分が全てで感情をセーブ出来ない母に言葉は通じない
宇宙人を説得するのと同じだ
元は食の細い人で食べることに興味がなかったのに70を過ぎたくらいからお金と食べ物への執着がひどくなった

 

作った食事をチラリと見て自分のおかずがわたしより多く豪華だと機嫌がいい
妹に触れられない今、お茶漬けでも何でも食べられればいいのでいつも母を優先して食事を作っているのにその自覚もない
まるで毎日、いつ噴火するのかわからない火山と暮らしているようだ
1日でもいい
あの鬼から解放されたい