こんにちは。
宇宙のリズムと心の感覚を大切にしながら、
「生きることを楽しむ」ヒントを
優しい言葉で綴っている
ライトコピーライターのnobuです。
この場所が、
頑張るあなたの心をふっと緩め、
今のあなたに必要な気づきや、
暖かなエネルギーを思い出す
きっかけになれば嬉しいです。
感じたことがあれば、
一言でもコメントもらえたら幸せです。
全て大切に受け取っています。
それでは
今日のメッセージをお届けします。
同じ一言でも、背中の景色が違う

職場の自販機の前で、
缶コーヒーを選んでいた時のこと。
隣に来た同僚が、小銭を数えながら
こう言ったんだ。
「俺、今月ほんとに金ないんだわ」
50代の会社員のなのに、
それをニコニコしながら言う。
不思議と、その場の空気は暗くならなくて、
むしろ、近くにいた何人かで笑っていた。
ところが、同じ言葉を私が言うと、
なぜかどんよりするんだよね。
言葉は同じなのに、何が違うんだろう。
缶コーヒーを片手に席へ戻ってからも、
ずっとそれが気になっていた。
あなたにも、
同じことを言っても、
人によって響き方が違う、
そんな場面があったんじゃないかな。
今回は、同じひと言でも、
その言葉をどこから眺めているかで
受け取り方がまるで変わるというお話。
どうぞ最後まで読み進めてください。
重い買い物袋を、
ずっと握りしめて
歩いたことってない?
指に食い込んで、
手のひらは真っ赤になる。
でも、いったん床に置いたら、
袋はそのまま、重いだけの荷物に戻る。
袋が軽くなったわけじゃないのに、
痛みだけが引いていく。
「お金がない」にも、
握りしめる言い方と、
床に置く言い方がある。
握りしめる人は、
「ない、どうしよう、このままじゃ」と、
事実に不安をぜんぶ上乗せしている。
床に置く人は、
「今、ない。それだけ」と、
事実を事実のまま、そこに置く。
同僚の「金ないんだわ」は、
たぶん後者だったんだと思う。
ないことを隠さないし、
恥ずかしがってもいない。
事実を、ぽんと机に置いただけ。
だから、聞いている側も、
重さを引き受けなくて済んだんだよね。
ここで大事なのは、
お金がないという事実は、
置いても消えないということ。
消えないけれど、
握りしめた分の痛みだけは、
確実に減っていく。
事実と不安をはがして置くと、
受け止め方がちょっと軽くなる。
ここでひとつ、
心の支えになる話を紹介したいんだ。
ヴィクトール・フランクルさんという、
オーストリアの精神科医がいる。
過酷な収容所生活を生き抜いた人で、
その体験をもとに書かれた本『夜と霧』は、
世界中で読まれてきた。
その中で彼は、
どんなに多くのものを奪われても、
その状況にどう向き合うかを選ぶ自由だけは、
奪われないと伝えている。
お金の悩みと同じ重さで
語るつもりはないけれど、
「状況は選べなくても、
立つ場所は選べる」という考え方は、
私たちの毎日にも使えると思うんだ。
たとえば、満員電車。
ぎゅうぎゅうなのは、変えられない。
でも、ドアの近くに立つのか、
つり革をつかむのか、
イヤホンで好きな音楽を流すのかは、
自分で選べるよね。
お金の悩みも、同じ。
残高の数字は、今日は変えられない。
でも、その数字を
「怯えながら見る」のか、
「確認して、次の一手を考える」のか、
その構え方は、自分で選べる。
そして、不思議なことに、
「ない」ことを追いかけて、
「ないままでも、どうにかなってきた」
と実感できた人ほど、
この選べる余地に気づきやすい。
足元が少し、固くなるからだと思う。
状況は選べなくても、
向き合い方は選べる。
じゃあ、具体的にどうするか。
口癖を、禁止する必要はない。
「お金がない」と言ってしまっても、
そのあとに、小さく
ひと言だけ足してみる。
・で、今日の分はどうなってる?
・とりあえず、今できることは何?
・今日も、ここまで来られたな。
言いっぱなしにしないで、
次の一歩へ、そっとバトンを渡す感じだね。
これは、スポーツ中継の
解説みたいなものだと思う。
ミスをした場面でも、
「次はこう動きましょう」と
冷静に話してくれる解説者がいると、
見ているほうは、安心できるでしょ。
自分の中に、
そういう解説者を1人置いておく。
ミスにも慌てず、
淡々と、次の手を伝えてくれる人。
夜は、1日の終わりに
「今日も、ないまま、無事に終わった」
と確認してあげるのもいい。
ないことと、
無事でいることは、
同じ日に、ちゃんと両立している。
その実感が、少しずつ
立つ場所を安定させてくれるんだ。
立つ場所は、一度決めたら終わりじゃない。
ぐらついたら、また選び直せばいい。
何度でも、やり直していいんだよ。
ぐらついたら、また立ち直す。
それをくり返せば十分。

いかがでしょうか。
ないものを、握りしめず床に置いて、
状況は選べなくても
向き合い方は選べると知って、
ひと言のあとに次の一歩を足していく。
そんな話をしてきたよ。
とはいえ、
頭ではわかったつもりでも、
明日の朝には、
いつもの自分に戻っていそう。
そう感じた人もいるんじゃないかな。
それは、ごく自然なことなんだ。
習慣になるまでは、
ひとりで踏ん張るより、
そっと背中を押してくれる何かが
あったほうが、続けやすい。
記事の下に貼ってあるものは、
そんな時の支えになりそうな内容だよ。
必要だなと思った人だけ、
気軽に覗いてみてね。

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