一昨日、日曜日に、コンチェルトのコンサート、無事終了いたしました。






お客様はほぼ満席、入場は抽選で当たった方の入場でしたので、キャパの80%か90%にしたのでしょう。私の位置から見る限り、埋まっておりました。





力はみなぎっていましたので、全然あがる事はなく、とにかく粛々と演奏いたしました。暗譜で間違えてはいけないところを冷静に対処して。。。


そして、最後に、天からの声のようなトランペットのファンファーレがあります。


私は、そのファンファーレがよく聞こえると、数えやすいし弾きやすいため、強く吹いてほしいと、前日にお願いしてみたら、なんと、そこは弱く吹く(P)という強弱がついていたのです。道理で、聞こえない訳です。

とりあえず、少し強くしてもらう(mp)にしてもらって本番にはちょうど良い感じになりました。

そこが、Fではない、弱いファンファーレなところが、天の声なのかな。グリーグらしいです。その天の声が聞こえたら、私も長時間の苦しみ?から解放されて、心開いて、大音量のオーケストラと共に音楽を奏でる、最高のエンディングになりました。


そして、アンコールは、グリーグの曲を弾くとかウクライナの作曲家の曲を弾くとか色々な案が浮かんだのですが、どうしてもオーケストラと一緒にアンコールをしたかったので、サプライズで、ショパンの革命エチュードを最後の2小節だけオケにも参加してもらいました。それは、素晴らしい感じでできたと思います。


実は、この日は私の誕生日でしたので、打ち上げでも、サプライズが。。。



このように、ケーキを用意してくださっていました。打ち上げ参加者の皆さんが、合唱してくださいました。いくつになっても、誕生日を祝ってもらえるのは幸せな事です。このあと、2次会でも飲んだくれて、荷物が半端なく多かったので、家から車で迎えに来てもらって帰りました。


お客様からも、沢山嬉しいご感想がいただけました。



コンチェルトを弾くのは、やはり、練習、練習、そして気迫でしょうか。何が何でも最後まで弾くぞという気持ち。


さて、昨日はグリーグの余韻に浸り、仕事は休みでしたので、午前中は二日酔いでゴロゴロして、昼から各所にお礼の連絡をしました。


今でも、ふとした瞬間に、あ、グリーグさらわなきゃ(練習しなきゃ)って思うんです。終わった事はわかるのですが、身体が、頭が、なんかグリーグに向かって動いちゃう。もう必死に時間を作って練習しないで、今日明日ぐらいはのんびりしたら、ってわかっているのに、焦る癖がとれず。。。もちろん、楽しく弾いてみたらいいのですけどね。


そして、今日は学校でもプレッシャーの一日、引き継いだ新しいクラスの授業がいくつもあるし、元々の私の授業もあるしで、休む暇もなく、お昼を食べる暇もありませんでした。しかし、自分にはそういうのが合っているかもです。気がついたら夕方だった。。。という感じです。


家に帰ったら、頭を休めてのんびりしよう、と、楽しみに帰ってきました。まあ、夕飯は作らなきゃいけませんが。


これぞ、ピアニストの日常!?です。


とにかく、身体と心を休めて、暫く好き勝手な事をしてから、また次の目標に向けてエンジンかけます。


次のコンチェルトは、ベートーヴェンの皇帝です。これはまた大曲です。10年以上前に弾きました。それまでに、山ほどの伴奏のお仕事もあります。


楽しく、一生懸命頑張ります。


そして、今日も体重計に乗ったら、さらに壊れているのではないか?という、久々の値をたたき出しました。やったー!

もう無理に減らさなくても、この辺りキープにしようと思います。