このお話は私の大好きな大野智君のハッピーバースデー企画の妄想です
登場する人物・団体は実在の人物と全く関係ありません。
不愉快になる方は避けてくださいね
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嬉しさと恥ずかしさと驚きでまっすぐ私を見つめてくれる大野君から視線を反らしてしまう……。
笑顔になるのは私の方。
何万のも人を幸せにできる人。
「………ありがとうございます。」
「……うん?」
すいこまれそうな深い瞳をまっすぐ見つめる。
「……あ、あの私は大野君の、雑誌やTV等のメディアでしかわかりませんが、自分に厳しいところ。ぶれない心。まっすぐに自分の信念に立ち向かえるところ………あと、生き方の覚悟を尊敬しています……本当に上手く言えないんですけど、歌もダンスも演技も、絵とかフィギュアとかの才能豊かのところも大好きで、いつもいっぱい元気もらってます…………
そんななかで、私にとって、一番は人間力で…………
その大野智君という考え方、生き方全てが私の生きる希望です………」
一気に思いを言いきると、自分が息を吐いていなかったことにきづく。
深く夜の空気吸い込みながら、大野君への感謝の気持ちが、言葉にならないもどかしさと、話せた興奮で、止まらない涙。
泣かないでって、言ってくれてるのに………。
「……うっ……はっ。ごめんない。本当に。なんか、大切な誕生日なのに………。
私にとっては、人生で一番の誕生日です……。
本当に……あっ……ありがとうございます。
そしておめでとうございます。」
深めに頭を下げた。
ずっとつながれている手の平からは大野君のぬくもりが伝わり………
「……ふふ。泣かないでっていったのに……。」
気づくとふわりと大野君の腕の中に抱き締められる………。
強く感じる大野君の香りに私の心臓は止まってしまうのでないかと思うくらいので早さでなっている………。
「……………て」
何か囁かれて、くすぐったく体を動かすと、より強く抱き締められて、今まで強張っていた体の力がゆっくりぬけおちる。
夢でも幻でもかまわない。
誕生日がくれた魔法ならあと少しだけ覚めないで………
暖かい大野君の背中にそっと手を回した。