リサイクルで生まれた謎のルアー | 魚釣亭道楽の徒然日記

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バスとエリアトラウトがメインです。釣りは世界を平和にしてくれる最高の遊びです。浦和レッズの応援もあるよ。

環境問題について常日頃から考えている訳じゃあないですが、ゴミはなるべく出したくないし、捨てるなら正しく捨てなきゃいけません。
リップの折れたクランクも、そこらへんにほっぽり投げちゃダメですからね。
ということで今回はリップが折れた状態で拾ったつぶアン・ザンムの再生術です。
※やった!ラッキー‼︎と思って拾ったらリップが折れてたなんてこと口が裂けても言えません。😅

またしてもビフォーの写真がありませんが大体想像出来ますよね?
完成品がこちらです。
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先日のならやまで使用した謎のルアーがコレなんです。シークレットにする程の爆釣ルアーではありませんので製作工程を簡単に紹介します。

手順としては
①ボディ本体を加工します。先ずは目玉の後ろ辺りの位置で頭を切り落とします。頭部分は廃棄です。
②ボディ側の内部ウエイトとウエイトホールの成型部分を取り除きます。後工程でパテを充填しますので開口部には余計な突起などが無いようにしましょう。
③ヘッドになるバレットシンカーにヒートンを打ち込みます。平らな面にリングがくる方向です。
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④ヘッドとボディ本体を組み合わせてアイとなるヒートンの打ち込む位置を決めてボディ本体に穴を開けておきます。
⑤木工パテを本体内部に充填したら硬化前にヘッドのヒートンを水平に埋め込むように組み合わせます。
⑥アイとなるヒートンを打ち込めば、ほぼ完成ですがヘッドにガタつきがある場合は瞬間接着剤を流し込み固定します。
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この仕組みならヘッド、ボディ、アイがお互いに支え合いながら固定出来ると思います。
⑦乾燥したらお好みのフックを取り付けて完成です。

今回はシルエットを合わせる事を優先したので、かなりのヘビーウエイトになってます。
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既に入魂完了ですが、沖のボトムから立派なサイズを引きずり出す能力を惜しげも無く発揮してくれました。
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網の目から落ちちゃいそうですが、バイトはしっかりありましたよ。巻いてる時はゴミかと思ってましたけど。

7gにもなってしまうと普通のトラウトロッドでは扱い難いとは思いますが、多少パワーのあるロッドであればしっかり動かせますし、タイプ的にも作って失敗しないルアーです。

大遠投が出来るので竿抜けポイントの更に向こうを攻められるのも魅力です。飛ばし過ぎに注意です。

こわれたルアーを捨てる前に是非お試しを。