おこんにちは


3月の読書


読んだ本の数:3冊




では

先ずは1冊目


本 人間標本




読了日:03月01日 

著者:湊 かなえ


本の概要

人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな


蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。五体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上がる。今こそ最高傑作を完成させるべきだ。果たしてそれは誰の標本か。――幼い時からその成長を目に焼き付けてきた息子の姿もまた、蝶として私の目に映ったのだった。イヤミスの女王、さらなる覚醒。15周年記念書下ろし作品。


本 流石、イヤミスの女王

湊かなえらしさ満載の1冊です。

表紙を捲ると

色々なカラーの口絵が〜

ううう

もう標本がある。

ココで駄目な方は駄目でしょ!

しかし

表紙でもわかるように

猟奇的ですがグロじゃない作品

だけど

万人受けの作品ではありません。

湊さん好きには納得の1冊が出来上がっています。

ワタクシは・・・

やっぱり

江戸川乱歩の人間椅子の衝撃的な感覚とは

チト違いますがインパクトは大な作品でした。


2冊目は


本 リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)






読了日:03月08日 

著者:青山美智子


本の概要

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園には古くから設置されているカバのアニマルライドがあり、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで”リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。高校入学と同時に家族で越してきた奏斗は、急な成績不振に自信をなくしている。偶然立ち寄った日の出公園でクラスメイトの雫田さんに遭遇し、カバヒコの伝説を聞いた奏斗は「頭脳回復」を願ってカバヒコの頭を撫でる――(第1話「奏斗の頭」)出産を機に仕事をやめた紗羽は、ママ友たちになじめず孤立気味。アパレルの接客業をしていた頃は表彰されたこともあったほどなのに、うまく言葉が出てこない。カバヒコの伝説を聞き、口を撫でにいくと――(第3話「紗羽の口」)誰もが抱く小さな痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。



本 青山さんアルアルのハートウォーミングなお話

読みやすく読後感も良い。





本 くもをさがす






読了日:03月20日

著者 西加奈子



本の概要

カナダでがんになった。

あなたに、これを読んでほしいと思った。


これは、たったひとりの「あなた」への物語ーー

祈りと決意に満ちた、西加奈子初のノンフィクション


『くもをさがす』は、2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、乳がん発覚から治療を終えるまでの約8 ヶ月間を克明に描いたノンフィクション作品。

カナダでの闘病中に抱いた病、治療への恐怖と絶望、家族や友人たちへの溢れる思いと、時折訪れる幸福と歓喜の瞬間――。

切なく、時に可笑しい、「あなた」に向けて綴られた、誰もが心を揺さぶられる傑作です。


本本本本本本本本本本


コチラには

ご本への声もご紹介 パー



● 『くもをさがす』へ寄せられた声


思い通りにならないことと、幸せでいることは同時に成り立つと改めて教わったよう。

――ジェーン・スーさん(コラムニスト)


読みながらずっと泣きそうで、でも一滴も泣かなかった。そこにはあまりにもまっすぐな精神と肉体と視線があって、私はその神々しさにただ圧倒され続けていた。

西さんの生きる世界に生きているだけで、彼女と出会う前から、私はずっと救われていたに違いない。

――金原ひとみさん(作家)


剥き出しなのにつややかで、奪われているわけじゃなくて与えられているものを知らせてくれて、眩しかったです。関西弁のカナダ人たちも最高でした。

――ヒコロヒーさん(お笑い芸人)


読み終わり、静かに本を閉じても心がわさわさと迷う。

がんの闘病記という枠にはとてもおさまらず、目指す先はまったく別にあることに気づかされた一冊。幸せいっぱいのときに、それを失う恐怖心が同時に存在するパラドックスに気づくと、上手くいったとしてもイマイチでも、自分なりに納得できる瞬間の積み重ねが人生なのだとあらためて知る。

――高尾美穂さん(産婦人科医)




本本本本本本本本本



カナダと日本の医療事情だけじゃなく

世界規模では

価値観の違いがある事を改めて感じさせてくれる1冊でした。


中でも

子どもたちのお弁当の話しは

日本のお弁当を毎日頑張っている方々に

読んで貰いたいし

形にはめたい

枠から出ないような教育をする

そういう方々にも読んで頂きたい。


自分たちだけの価値観なんて

ある意味

クソ喰らえ!

だなと。


ガン患者だから〜

何?

的な


人間って皆んな自由意志があっていいんじゃないかと。


コチラの1冊は

或る作家がガン患者になった

というだけの本じゃなく

自分らしく生きることができるんだと

気付かされる1冊だと思います。



という事で

3月は3冊でした。




さてさて

西さんの闘病から〜





チト思い出す

ワタクシゴト

( お暇ならお時間ある時に読んで!)



昔々

まだピチピに若い頃 www


とある病気になりました。


病気がわかるまで

家族にも内緒で

日々の身体の衰えにガン⁉️と

1人悩みました。

だけど

やはり家族にはバレてしまい

ご近所の赤ひげ先生のような病院に通いはじめました。

病名が解り毎日通院していたのですが

毎日歩いて通院するのが辛くなってしまって病院を紹介して頂き診察してもらったら即入院になりました。

その時

退院の目処も立たず、絶望感に苛まれていた時

ワタクシを診てくれたチームはたまたま外部から

サポートに来てくれていたチームで(有名病院)

ワタクシが入院した病院とは系列というだけで製薬会社との利害関連はありませんでした。

故に、検査や薬の服用など他の患者さんと違っていたので、退院の目処がたたなかったワタクシは

1ヶ月チョイで退院しました。

何をいいたいかというと

診断と治療は一つじゃない

たまたまワタクシの担当が違っただけで

一生薬漬けで過ごすか、そうじゃないか

長年通院してもなかなか結果が出ない時

新しい可能性を求めてみるのもいいんじゃないかと

病気だけじゃなく

自分の意思で決めて行く事は大切だと

与えられる環境が全てだと思うことは簡単ですが

自分で歩きたい人は

自分の力を信じて行く事もいいと思います。


私立の病院は

やはり製薬会社との癒着があるから

要らないような薬も多いんだよね。


というお話でした。