おこんにちは


ミッドナイトスワンの舞台挨拶の時の

碁盤斬りのお話を


碁盤斬り部分のみ抜き出しました。


つよち

帰りも爽やかだねー






キラキラ⭐️⭐️⭐️






映画『碁盤斬り』キャスト発表!

『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶

‐さて、2024年5月に公開が決定した、草彅さん主演の映画『碁盤斬り』(ごばんぎり)の話題です!豪華キャストの発表です!!

草彅剛
彼らとはガッツリ共演できたので、最高でした!
キョンキョン(小泉今日子)、めちゃめちゃ可愛かったですよ!
キョンキョンには、僕が若いときにとてもお世話になっていて、初めての連続ドラマ『まだ恋は始まらない』(フジ系列/1995年)のこととか懐かしいお話をさせてもらったんです。そういう中、17年前、僕の舞台を観に来てくれたキョンキョンからもらったTシャツがあって、でも僕の記憶が曖昧だったので、持っていって「これは17年前にキョンキョンからもらったやつ?」って聞いたの。
そうしたら、覚えていてくれてキョンキョンがくれたもので、17年ぶりにサインを書いてくれたの。すごいでしょ!このTシャツは、引っ越す度にもちゃんと持ってきたので良かったぁ。このことが今回の撮影で一番感動したこと!

『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶

‐草彅さん演じる格之進はどういった役どころでしょうか?

草彅剛
(ポケットから出したメモを見ながら)冤罪から始まる復讐のドラマで、「囲碁がめっぽう強い、落ちぶれても武士の誇りを忘れない男の仇討ちの物語」。
一言で言えば、「冤罪と復讐の物語で、そこに親子の愛や武士の誇りがある」です。柳田格之進(やなぎだかくのしん)という古典落語の演目が元となっています。
僕が演じる格之進は、現代の感覚からするとありえないカタブツなんです。ひとつ決めると曲げられないみたいな。でもその気持ち、魂がすごいグッとくるんです。普段の僕とはぜんぜん違いますね。そんなふうに決めなくて、流されればいいじゃんって思うんですけれど、でも流されない気持ちっていうのが、もしかしたら今の時代にとって、めちゃくちゃ大事なことを訴えかけてくれるんじゃないかなって思います。

『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶


草彅剛
そして、格之進をとりまくキャラクターたちみんな、こだわりが強すぎて。もう、(斎藤)工くん(柴田兵庫/しばたひょうご 役)なんか、こだわりが強すぎて、ほんと、憎たらしいの!
工くんとは何度か共演したことがあるんだけど、ほんとに憎たらしいの!

‐普段からですか?

草彅剛
いや、ぜんぜん!

(会場笑)

『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶

草彅剛
この作品では、工くん、役に入り込んでいて、ほんとうに憎たらしい。でもそれがこの映画のすごい見どころです。
囲碁でも戦うし、白石監督って、囲碁の大人しい世界だけじゃ収まらないんですよ。ここはめちゃめちゃ見どころですね。

‐そして、清原果耶(お絹 役)さんからコメントが届いてます。

いつか草彅さんとご一緒したいと抱いていた想いが、今作で叶ったことを、撮影が終わった今でも嬉しく思っています。
現場で私が緊張していると、「お絹ちゃんは僕の娘だから!」と、草彅さんが優しく声をかけてくださいました。


草彅剛
今、僕のモノマネしました?

(会場笑)

草彅剛
でも、清原さんはとても繊細なお芝居をされて、僕が言うのはおこがましいんだけど、清原さんに「すごくいい芝居をするね」って、ポロっと言ったんです。
こういうのって、逆に失礼じゃないですか。お前何様だよって。相手は女優さんなんだから当たり前じゃんって感じなんだけれど、思わず言っちゃったんです。
ぜひ、本編で観ていただきたいです。僕が演じた格之進の可愛い娘なんです。
撮影はほんとに楽しかったです。彼女がいるから、格之進も癒やされる部分があって、格之進にとって光のような存在です。

‐そして、弥吉(やきち)役の中川大志さん。

草彅剛
彼、すっごい背が高くて!俺、負けないぞって(笑)
彼の役もすごいこだわりが強くて、工くんとはまた違うぶつかり合いをすることになります。彼と格之進の関係性も見どころです!

『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶

‐梶木左門(かじきさもん)役の奥野瑛太(おくのえいた)さん。

草彅剛
奥野くんは唯一の仲間なの!
僕のことをすごく慕ってくれて、いろんな困難がある中、常に味方になってくれます。撮影現場でもずっと一緒にいました。
彼は、(香取)慎吾ちゃんの『凪待ち』(白石和彌監督)にも出演されていて、僕は今回が初めてだったんですけれど、すごく眼力があって、一緒にお芝居をしていると、吸引力を感じるんです。演じる側から見ると、周りにはカメラやスタッフがいるわけですが、彼の眼を見ていると、ほんとうに江戸時代にタイムスリップしたような感覚に陥るんです。
彼の役どころもめちゃめちゃ重要でかっこいいです。

『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶

‐徳次郎(とくじろう)役の音尾琢真(おとおたくま)さん。

草彅剛
音尾くんは、良いカメラを持っていて、それが欲しくなっちゃいました(笑)

『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶

‐長兵衛(ちょうべえ)役の市村正親(いちむらまさちか)さん。

草彅剛
市村さんには普段からお世話になっていて、演技のことなどを吸収させてもらっています。今回は久しぶりにお会いしたんですけれど、一緒にお芝居をできて、僕のお父さんっていうか、そういう気持ちもあって、懐に飛び込んでいく気持ちでした。
彼の役どころは、格之進の方向性を導いてくれます。それは、市村さんと剛くんの関係性とも重なる部分があります。

『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶

‐萬屋源兵衛(よろづやげんべえ)役の國村隼(くにむらじゅん)さん。

草彅剛
國村さんは渋すぎるでしょ!
國村さんの役は、囲碁を指南してくれるんですが、囲碁って、それはそれは深い精神世界があって、将棋もそうだと思うんですけれど、一手先、二手先を読む世界があって、そういうシーンを2人で撮影して、大変でした。
俺、囲碁はわかんないの。でもわかってるフリをしてお芝居をするわけだから。白石監督が撮る映像世界の中で(囲碁を)わかっていればいいから、そうして國村さんと闘い合う「静寂」の中で暴れている、というような。
白石監督も、時代劇を撮るのは初めてなんです。そこもいろんな化学反応が起きた世界観が撮れていると思います。國村さんも最初から最後まで僕と重要なところで絡んできます。


最後にメッセージ

草彅剛
今年の春、桜が咲き始める頃から、散り出す時期に撮った作品です。公開はいつでしたっけ?

‐5月です。

草彅剛
来年の?

‐今年の(5月)はもう過ぎました。

草彅剛
あっ・・・(笑)

(会場笑)

‐ひとことで言うとどんな映画ですか?

草彅剛
どんな?
(ポケット中のメモを再び取り出して)
「仇討ち、冤罪、復讐。そこの武士の誇りと親子の愛があって、見ごたえじゅうぶんな映画になっております」

『ミッドナイトスワン』公開3周年記念舞台挨拶