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草なぎ剛「平成から令和に。京都にいます」【連載コラム】



草なぎ剛「平成から令和に。京都にいます」【連載コラム】

京都で主演舞台に奮闘中。「毎日ノーストレスです」       

“ななにー”でファンとともに令和を迎え、京都で舞台「家族のはなし PART1」を絶賛公演中の草なぎ剛。新しい時代の好スタートを、「月刊ザテレビジョン」の連載「お気楽大好き!」で話してくれました。

■ 京都にいます。イヌ役も手に取るように動けるようになった

京都にいます。舞台「家族のはなし PARTⅠ」が絶賛公演中。連日たくさんの方にご来場をいただき、満員御礼、僕、満足。気持ちは“1本満足”であります。

今回は2本立て。僕はイヌの役と、小西真奈美ちゃんと仲良しの夫婦を演じています。2本とも何げない日常を描いていて、僕、好きなんです。でも稽古ではイヌ役に悪戦苦闘。掛け合いはないけど、誰かがしゃべってる間にちょこちょこ動かないといけない。全部の動きが決まったのは劇場に入ってから、初日の前くらいだったかな。板の上に乗って本番が近づくと、空気の流れが変わってきて、手に取るように動けるようになった。人間の言葉が分からないけれど、どういうときにリアクションするか、僕の中で法則みたいなのがあって。それが場面場面でどんどん変わるんだけど、その演じ分け加減がここに来て自分の中でつながった。頭を柔らかくして考えてやるお芝居で、勉強になっています。

■ 毎日ノーストレス。駅構内にもフラッと出掛けちゃう

僕自身もイヌっぽくなってると思ってて「あの表情(愛犬の)クルミちゃんに似てたね」と感想を言われるとうれしくて。クルミと一緒に生活してなかったら、この役はできなかったかもしれない。初めての休演日に京都から帰って久しぶりにクルミに会ったら、今までで一番喜んでくれてね。いつもツンデレなのに、やっぱり俺のこと好きなんだ!と思って安心した。一日中ずっと一緒に遊んでた。

 やっぱり僕は舞台が好きですね。1000本ノックみたいで鍛えられた「バリーターク」も、声を張ってノドつぶしてギラギラと燃えていた音楽劇「道―」も、僕にとっては大切な経験だけど、こういう日常を描く作品を僕はやりたかったし、いい形で見てもらえて満足してる。もうね、毎日ノーストレスだから。夜もぐっすり眠れるし、京都劇場近辺は何でもあるので、コンビニとか駅構内にもフラッと出掛けちゃう。「バリーターク」だとあの長ゼリフ心配だなと思うと、メークしながら復唱したりするけど、そういうのもない。ノープランで舞台に出て、感じるままにセリフを発してる感じがいい。力を入れず自然体でいろいろ試しながら、もっと高みを目指したいと思ってます。

■ 平成名曲ライブは大変だった

そうこうしてるうちに、時代は平成から令和に。“ななにー”が放送日を変更して、NAKAMAや視聴者の方とリアルタイムでカウントダウンしながらその時を迎えられたのは意味があったと思う。しかし“ななにー平成名曲ライブ”は大変だった。35曲くらい、時代を彩った僕も好きな歌ばかりだったけど、プロの音楽チームが僕らのキーに合わせて音を作ってくれたのが、逆に違う歌に聞こえて僕はワケ分からない。原曲のままで歌わせてーと実は思ってた(笑)。「恋におちたら」が一番ヤバかったね。自分のドラマの主題歌なのに。平成最後の思い出です。(ザテレビジョン)