お今晩は!




いよいよ明日

吾郎さんの舞台の幕が開きますね。



ベートーヴェンとの共通点は?稲垣吾郎が鬼気迫る表情見せる「No.9」再演



「No.9 ー不滅の旋律ー」ゲネプロより、左から奥貫薫演じるヨゼフィーネ・フォン・ブルンスヴィグ、稲垣吾郎演じるルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。

「No.9 ー不滅の旋律ー」ゲネプロより、左から奥貫薫演じるヨゼフィーネ・フォン・ブルンスヴィグ、稲垣吾郎演じるルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン。


脚本を中島かずき 、演出を白井晃 、音楽監督を三宅純が務める本作は、稲垣主演により2015年に初演された作品。約3年ぶりとなる今回の再演には、稲垣、片桐仁深水元基広澤草小川ゲン長谷川初範 が初演に続き出演するほか、新キャストとして剛力彩芽村川絵梨鈴木拡樹岡田義徳橋本淳野坂弘奥貫薫羽場裕一 が登場する。

1800年、オーストリア・ウィーン。聴覚障害に侵され始めたルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(稲垣)は、恋人ヨゼフィーネ・フォン・ブルンスヴィグ(奥貫)との関係もうまくいかず、破滅的な生活を送っていた。そんな中、ピアノ工房で出会ったマリア・シュタイン(剛力)や、兄を献身的に支える弟のカスパール・アント・カール・ベートーヴェン(橋本)とニコラウス・ヨーハン・ベートーヴェン(鈴木)らと心を通わせていくうちに、ベートーヴェンの心境は次第に変化していく。しかしベートーヴェンは、自ら後見人となった甥のカール・ヴァンベートーヴェン(小川)に、自分の音楽のすべてを託そうと執心してしまい……。

可動式の舞台美術と映像によって、舞台上にはウィーンの街並みが立ち現れ、その中で稲垣は波乱に満ちたベートーヴェンの人生を鬼気迫る表情で体現する。今作が2度目の舞台出演となる剛力は、強気な性格でありながら、ベートーヴェンの身を密かに案じるマリアを好演。また舞台の上手と下手にはピアノがそれぞれ1台ずつ用意されており、ピアニストの末永匡と富永峻の2人が、ベートーヴェンが残した名曲の数々を演奏し物語を彩った。

ゲネプロ前に行われた囲み取材には稲垣が出席。稲垣は再演の喜びを語ると共に、「先日ウィーンへ行き、ベートーヴェンゆかりの地を訪ねたことで、彼を身近に感じられました。この3年の間で僕自身が置かれている環境も変わりましたし、さらにパワーアップした『No.9』をお届けできると思います」と手応えを述べる。

記者から「ベートーヴェンと自身の共通点は?」と尋ねられた稲垣は「ヒステリックなところですかね? そういうところはこの役を演じるうえで活きていると思います」とはにかみつつ、「そう言えば最近、香取(慎吾)くんと草なぎ(剛)くんから“ヒステリックゴロチ”と呼ばれていて。普段、ヒステリックな部分は心の中に隠してるんですけど、2人は家族みたいなものだからどうしてもバレちゃうんです(笑)」と明かし、報道陣の笑いを誘う。そして最後に稲垣は「初演を観た方も楽しめる作品になりました。NAKAMA(新しい地図のファンの総称)をはじめ、多くの方に足を運んでいただけたらと思います」と観客にメッセージを送り、取材を締めくくった。

上演時間は休憩ありの約3時間10分。東京公演は明日11月11日から12月2日まで。その後、12月から来年2019年1月にかけて大阪、神奈川、福岡で上演される。


稲垣吾郎 主演「No.9 ー不滅の旋律ー」が明日11月11日に東京・TBS赤坂ACTシアターで開幕する。これに先駆け、本日10日にゲネプロと囲み取材が行われた。