立川の富士見町団地の一室をレコード喫茶室風に改造してレコードを聴く贅沢。朝起きて珈琲をいれて今日の天気と季節を確認してレコードを探す。今朝はこの一枚♪

本作を聴くとユーミンがまだ荒井由実であった時代の音を感じる。当時のユーミンをレコーディングでフルサポートしたのが細野晴臣さん、鈴木茂さん、松任谷正隆さん、林立夫さん4人のティン・パン・アレーだ。本作は個々の作品を持ち寄り演奏し歌うスタイルであり、核となるテーマも中心人物も存在しない。ただただ演奏をこよなく愛する音楽好きが集まり制作されたアルバムと解釈している。その実力はボサノバの名曲だけで構成されたインストゥルメンタルアルバム『前田憲男 with ティン・パン・アレー』を聴けば納得できる。雪村いずみさんや石田あゆみさんへのアルバム制作サポートもしています。全国の鉄道ファンが聴いたら涙するA面5曲目の♪CHOO CHOO GATTA GOT '75 を聴くとブルートレインで東京から九州まで寝台車で帰省していた昭和の景色が蘇ります。日本音楽史に残る価値ある名盤として登録する。

 

※ずいぶん昔だが音楽出版社長をしている朝妻一郎さんの分厚い著書を読んだおり、ティン・パン・アレーについて詳しい説明があった。バンドの由来となったのは米国ニューヨーク州マンハッタン28丁目のブロードウェイと6番街に挟まれた一角の呼称で、この場所の音楽出版社や、その音楽を指すこともあるとありました。バンドの名前にはそういった歴史がありジャケット写真もだぶんその場所を示すものだろう。

 

LP盤データ
キャラメル・ママ / ティン・パン・アレー

定価=2300

SideA
(1)CARAMEL RAG (2)CHOPPERS BOOGIE (3)はあどぼ いるど町 
(4)月にてらされて (5)CHOO CHOO GATTA GOT '75
SideB
(1)SHE IS GONE (2)ソバカスのある少女 (3)JACKSON (4)YELLOW MAGIK CARNIVAL (5)BALLADE OF AYA

 

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