私が夫とスペイン旅行したときの話だ。


スペイン…

観光地として有名で

都市部は英語が通じるので

私のカタコトのポンコツ英語でもどうにかなるものだが



場所や相手によっては

英語が通じないことがよくある。


英語が通じる→都市部のお店

       ホテルのフロント


英語が通じない→地方のお土産屋さん

        ホテルの設備メンテナンスの人



なぜここで《ホテルの設備メンテナンス》と書いたかというと、実際に通じなかったからだ。




スペイン旅行するにあたって

一応、スペイン語の基本的な挨拶や数の数えかたなんかを学習していったのだが


例えば

グラシアス→ありがとう

ウノ、ドス、トレス→1、2、3



想定外のハプニングに対応できるスペイン語なんて到底無理だ。



🇪🇸🇪🇸🇪🇸



それは

ホテルの部屋の中で起こった。


夜。


日本から持っていった変圧器でドライヤーを繋ぎ

髪を乾かそうとしたのだが


電源を入れた瞬間、《バン!》と大きな音がしてブレーカーが落ちた。



状況を説明する会話力もない。

たとえできたとしても相手が何を言っているのかも理解できない。



フロントに電話したり、添乗員さん(勤務時間外の時間で申し訳なかった)を呼び出したりして大騒ぎになった。




最終的には

ホテルの設備メンテナンスの男性(もちろん地元の人)がやって来て

直してくれた。



ふう




今日はそんなに寒くないし

髪もおかげさまですっかり乾いたし(頭が熱くなったんかいな)

もうこの変圧器は使わないことにしよう


ひっそりと心に誓った瞬間


夫「本当にもう大丈夫かどうか、もう一度試してみよう。パチリ(電源を入れる音)」


私「あっ」













「バンっ」













その後の記憶が曖昧だ。


また1からやり直しになった

瞬間だった