9月末に出会った
長い毛を持つ
黒と黄色の縞縞の毛虫
調べると
ニワウルシ(シンジュ)を
食草とする
低気圧や前線にのって
日本に飛来する
中国渡りの遇産蛾の
シンジュキノカワガの幼虫
なんと鳴く蛹です
羽化後の空になった繭を
開いてみると
繭の下側だけに縦糸を張っり
お尻を振ると縦糸をこすり
マラカスの様な音が出る仕組みの様です
11月の中旬頃に
手頃な枝から繭を
お持ち帰りをしました
10日以上たっているはず
羽化に時間がかからないと
期待をしていたのですが
暖かい11月中旬ですが
夜の冷え込みに
急な寒気のせり出し・・・
冬が越せない蛾だけに
蛹のまま
になるなるのではと

ヤキモキと・・・
夜勤明けで寝ていた
夕暮れ前
妻に起こされ
羽化をしていると聞かせれ
慌てて撮影を
羽化したてなので
まるでチョウの様
黄色と紺色の裏翅に黄色の躰
前脚の先だけが紺色です
モフモフとした前脚が
思いのほか可愛いですよね
数十分後には
翅が伸びきり本来の姿の
お目見えです

印象がガラリと変わっりました
体からはみ出た前脚が
躰の色と同じです
他の脚と色が違った理由がわかりました
放蛾とするには
少し早いようなので
今夜一晩は
我が家でお泊まりを
・・・・・・・・
朝のシンジュキノカワガ
これまた
印象がガラリと変っり
枝にピッタリと張り付き
木の枝になりきってる様子
放す前に手に止まらせようと
触ってみると・・・
アリャ❔
海老反りになり
中脚、 後脚をバンザ姿のままに
固まってしまったぞ

もしかして
狸寝入りですか

狸寝入りをする
甲虫を知っていますが
オヤジの薄い知識では
寝入りをする蛾は・・・

検索もしてみたのですが
狸寝入りをする蛾は
ヒットしませんでした
身を固くしている
シンジュキノカワガに
枝を近付けてやると
アイビーの枝に移しすと
夜の間に飛びたちました