…心筋梗塞だった


急いで病院に行くと手術中だった

医師からの説明がある


今夜をもちこたえないと…



いきなりの展開に頭がついていかない


私のせいだ

私が振り回したから…


ぐるぐると後悔やタカに対する怨み、自分自身を責める感情が一杯になり胸が裂ける思いがした

長い

長い時間が過ぎた…

手術は成功した

でも意識も無くICUに入っている姿を見て
また胸が苦しくなった


そこにタカから電話が…


父親が倒れた事を伝えると、笑いながら

死ねばよかったのに



頭を殴られたみたいだった
人として最低だと思ったら、こらえていた涙が溢れてきた


数日後、父親は意識を取り戻したが
ハルカは離婚がダメになったことを言えずにいた


身体にチューブを付けて横たわる姿を見ると、とても言えなかった

その間もタカは遊んで暮らしていた



そして身体からはいつも変な匂いがしていた

リムーバーのような匂いでハルカは何かよく分からなかった

匂いの元は程なくして分かった



家に帰るとタカが座って放心状態だった

ごみ箱を開けると…

あの匂いがする


見てみると、ビニール袋に透明の液体が少しだけ残っている

経験の無いハルカでも理解できた


シンナーだ


家の中で

子供達がいる


生活している家の中で、そんなことをしているなんて

子供達には見せられない

家中の押し入れや引き出しの中を探しまくると、天袋の中からペットボトルに入ったシンナーを見付けた

すぐに棄てる

子供もいて
いい歳だ

馬鹿じゃないの
馬鹿じゃないの


信じられない

そのままタカは友人宅に連れていけと行った

送ると…

そこはお香の匂いが充満していかにも…な部屋だった

タカはこれ以上は来るなと言ったが、ハルカにはわかってしまった…


覚せい剤…