タカは建築現場でハルカの父親を殴り三人がかりで止められたのだ。
ハルカの父親がタカの母親に対して良くない事を言ったかららしい。
挨拶にもろくに来ない母親に対してハルカの両親は嫌いだったのだ。
一人で歩いて帰っているというタカをハルカは車で迎えに行った。
困ったし不安だった。
仕事を無くし、復活した親子の関係がまた無くなる恐怖があった。
次の日タカはハローワークへ行き家具作りの仕事を見付けて来た。
行動が早くてハルカは責任感はあるんだと思った。
だが次の日には大工仕事より、つまらない。やっぱり大工がいいと言い出した。
ハルカの親にあやまりに行く。
しぶしぶ許してもらったが確執は残った。
またしばらくは落ち着いた日々を過ごしたが、またタカはハルカの父親と喧嘩して仕事に行かなくなった。
そしてパチンコ屋時代の友人がしていた仕事を紹介してもらう事になったが忙しい時期になるまで待ってくれと言われた。
タカは鵜呑みにし、仕事は決まっているんだからと何もしなくなった。
朝からゲームをしたり寝たりして家事も何もしなかった。
配達の仕事は月に四万円程度。
ハルカは生活費の心配があり夜中の工場のアルバイトを見付けてきた。
夜中の2時から終了は作業が終り次第。早くて朝の9時位で遅くて11時まで休憩はほとんど無しで働いて終わったら配達をした。
帰って来るのは夕方。
カズキのオムツを見ると溢れそうな位になってオシリは真っ赤だった。
丁寧に拭きあげ食事の支度をする。
お風呂に入れる。
洗濯をする。
そしたらもう夜の9時。
仮眠を取らないと体力がもたない。
少し寝て起きるとタカはまたゲームをしていた。
寝ぼけ眼で支度して寒い夜の中、仕事に行った。
ハルカは両親に会わせる顔も無く連絡も出来無かったので一人ですべてを抱え込んだ。
そんなある日も夜中から仕事に行き、一回帰ってカズキを連れて配達をしていた。
タカから電話。
今、スロットをしているが金が足りない。今から持ってこいだった。
ハルカは仕事中だから困ると言った。
タカは腹を立てた。
お金を大切に使わないと足りないと伝えたら驚く事を言われた。
「お前が使わないから俺が使ってやりよるったい」
時が止まる。
泣きながらタカの元に行った。