タカが暮らしていた母親の家は雇用促進住宅の狭い2Kだった。妹の一人は結婚して隣に住んでいたが残りの五人と母親でぎゅうぎゅう詰めだった。

そこにハルカが居候として暮らすのだ。
決して居心地のいいものでは無かった。
掃除や洗濯などをした。
母親は帰りが遅く夕食はいつも子供達が作っているのを見てハルカは驚いた。子供を残して温泉や旅行に行ったりしていてハルカには到底、理解できる人物じゃなかった。

テレビで良く見る子沢山番組の家の中みたいに部屋はいつも散らかっていた。

ハルカが世話になり、しばらく過ぎた頃、兄弟の四番目の妹が
「ハルカさん、いつまでいるの?」

と聞いてきた。

少しショックだった。

タカに相談した...が、それを知ったタカはキレて怒って暴れた。妹が泣いて謝っても許さなかった。

ハルカは驚いた。

何に?

そのくらいの事で怒り暴れるタカのことが...

やがて部屋が決まりそうになり、契約の段階になった。

保証人が二人必要だった。

一人はハルカの叔母に頼んだ。もう一人はタカの父親に書いてもらうことになった。

何気に初対面である。緊張したハルカにタカは恐ろしい事を言った。