ハルカはタカと付き合うと決めたが、やらなきゃいけない事があった
手嶋くんに対する気持ちのケジメ...
さすがに今までのように会えるわけがない
次の日ハルカは手嶋くんに話があると呼び出した。
会ったものの、いつも通り楽しい会話が続く。
時間はあっという間に過ぎていってハルカは言わなければと焦るけど気持ちは名残惜しくて言い出せずにいた。
帰り際になり、やっとハルカが口にする。
「もう会えないや」
「意味がわからない」
「私、付き合う人が出来た。私がいないと危ないんだ。ほっとけない。」
「それでいいわけ?」
「でも、決めたから」
「自分で決めたなら仕方ないけど」
「でも...私の気持ちは知ってるよね。私は手嶋くんが好きだよ。でも、どうしてもほっとけないんだ。今、私がついててないと危ないよ。どうしようもないよ」
もう涙でぐちゃぐちゃだった。
きちんと手嶋くんの彼女という立場ならタカを選ぶ事は無かっただろう。
でも私は彼女じゃない
好きだけど彼女じゃない
ハルカの頭はぐるぐる色んな言葉が巡った。
泣きながら
「手嶋くんの事が好きなのを知って欲しかった」
手嶋くんは何も言わずハルカの涙を拭って抱き寄せた。
「何も言わなくていいよ。ハルカの気持ちは分かったから」
二人は最初で最後のキスをして別れた。
ハルカは振り返らず泣きながら前を向いて進んだ。
12月23日の夜の事だった
そして次の日、タカにちゃんと付き合うことを伝えた。
クリスマスイブに一緒にいれてタカは嬉しそうで、ハルカは淋しそうに笑った。
タカはハルカと付き合うにあたって仕事を決めた。
中卒のタカに給料の良い仕事はなかなか無くてハルカの家の近くのパチンコ屋の社員になって働き始めた。
ハルカも掛け持ちは続けていたので二人は忙しく、ゆっくり会うためには寝る時間を削るしかなくてハルカは少し疲れていた。
暴行事件の後、ハルカは車の免許を取り車を買っていた。
二人は車の中で何時間も話した。
タカの生い立ちも色々聞いた。
タカも色々と苦労しているみたいで、冷めた感じはそこから来てるのかな?と、ハルカは思った。
しばらくは仲良く普通に過ごした。
そんなある日、タカが無免許で事故を起こした。