あるとき心理学のブログを見つけた


虐待されている人が紹介してくれていて。


私は、その紹介されたブログを読んだ。


母親との関係で自分の自己肯定感が決まるという内容だった。


衝撃だった。



私の生まれ育った家は、くつろげない場所だった。


大酒飲みでたまに母に暴力をふるう父。

そんな父と離婚もできずいいなりの母。


2人とも、自分のことで精一杯そうで大人になりきれてないような人だった。

私は、自分の家が嫌だった。

頼れないから、自分の力で生きていかなきゃと何となく思っていた。


母は、優しくて穏やかな人だったが、

我慢強すぎて優しさが父を甘やかし、

事態が悪化し、父はギャンブルのために借金までしていた。

私は母に味方していて、

父を憎んでいた。

だが、母があんな人はやめなさいと周りの人に言われたのになぜ父と結婚したのか、

心の底から不思議だった。

まともな家庭を作れないと分かっていただろうに何故?



私は、自分に自信がなくて、

小学生の頃には本当に好きなものは隠して生きていた。

それより自信ありそうな友達の真似をして。

友達づくりも自分から声をかけることはない。

習い事も、母親がすすめてきたらとりあえず何でもやる。

高校は進学校に行っても将来の夢ない。

医療系に何となく興味があるから

進もうとするが不合格。

母親が、仕事は公務員で

趣味で楽しむのがいいんじゃないー?と、

大学は公務員になる人が多い学部には受かっていたので浪人せずそちらへ進学。

でも公務員はやはり興味がもてず、民間に就職。

将来の生活が不安で、

そのあとも資格をいくつか取ったり。


たとえ自分がやりたいことがあっても、

将来お金になるかどうかが大事で結局続けなかったなー

趣味にするにしても

お金かかるばかりだしーってやめた


あなたの好きなことは何?って親から聞かれたことなかったなー


私、何が好きなんだっけ?


自分のことを見つめる余裕なかったなー


家庭が暗くて安心できなくて。


レジャーには父が出かけるのが好きでよく連れていってはくれたけど、

そういう一時的な楽しさじゃなくて安心感が欲しかった。


親から守られている、いつでも頼っていい場所が欲しかった。