人工透析をした翌日…
病院へ行くと
目が開き
意識が戻ってた
その時、対応してくれた
看護婦さんが
とても明るく
ハキハキして
好印象だったのを
今でも忘れられない
元々、女好きな父も
その看護婦さん
好みだったのかな
なんてバカな事を後で
思ったりもしたけど(笑)
それから３日後…
父は静かに息を引き取った。
一瞬、意識を戻した父は
最後の力を振り絞ったのだな…
そう感じたのも後の話しだけど。
小姑やチビの衝撃は
大きかったようで
初めて目の当たりにする
近しい人の『死』
父の『死』をもって
生きてる時にしか
出来ない事を
教える事が私の役目だと思った。
それは私自身にも言える。
しとけば…良かった…
そんな後悔をなるべく
してはならない
とは言え…後悔しかないが
結局…『父』とは何か…
分かる事のないままで
終わってしまった
ただ、不思議と…
葬儀が終わる頃には
悲しみではなく
感謝の気持ちが大きくなった。
お父さん…
お父さんがいなければ
私は存在してない
『父』とは何か…
理解できないままの
何も親孝行できずに
腑甲斐無い娘だったけど
お父さん…
ありがとう
私はお父さんの娘で良かった
今、思えば…
『父』とは…を理解できないまま
この歳まできたけど
私都合で相談したり
押し掛けたりして
迷惑もかけたけれど…
お父さんは私の最大の味方で
お父さんは私がなりふり構わず
駆け込める場所だったんだ
と…これもまた後になって
気付いた娘です。
ごめんね、気付くの遅くなってさ
ごめんね、バカ娘でさぁ
ごめんね…
でも…
ありがとう