あれから１週間すぎた
最初はとうとう
そんな日がくるのか…と
心の中で
準備が出来てない
自分との葛藤があった。
目の前にして
涙が流れた…。
嫌だ…まだ嫌だ…
そんな気持ちが込み上げて
もって３日…
そう宣告され
可能性があるとすれば…
人工透析しか術がない
人工透析…か…。
意識もない…
反応すらない…
それでも動いてる
何十年ぶりだろう…
手を握ったのは…
いや、触れた事すら
たぶん幼少期にあるか…ないか…
手をさすり…思う
頑張ってるんだよね…
頑張って…
決断をし人工透析をした。
２日後…
目が開き
首を振り
意思表示をしてる
またそれを見て涙した
私は両親が離婚して
母に育てられた娘。
もういい歳だと言うのに
未だに『父』とは
何か…分かってない。
あまりにも父との記憶がなく
あまりにも短かったから
何も知らない…。
そんな父が今…
力を振り絞り頑張ってる姿をみて
私も頑張ろうと。
残された時間はあまりないけど
『父』とは何か…
そばに居て寄り添い
『父』を感じてみようと
流した涙に誓った。
お父さん…
今は機械に繋がれて
嫌で嫌で仕方ないだろうけど
頑張って
私も寄り添い頑張るから