１ヶ月

やたら温かいと思ったら春一番が吹いていました。
学校の近くの公園ではもう沈丁花や雪柳のつぼみがほころんでいました。
高校の卒業式の時に咲き始めていた花たちです。
いつもより１ヶ月も早く、顔を見せてくれました。
沈丁花の匂いを嗅ぐと、松任谷由実の『春よ来い』を想い出します。
「あふるる涙の沈丁花」
雪柳の新芽は小さい芽キャベツみたいにころころした珠のようで、新芽の中でもぴかいちで大好きです。
春の生ぬるい風が吹き出す前、まだ冬の香りが残る頃は、秋から冬に変わる頃と同じく大好きな季節です。