久しぶりの不眠。
日が明けてからやるべきことが頭にこびりついているからかしら。
眠いのに寝られない。(現在AM4:25)
ので、
昨日見てきた映画の話でもお付き合い下さい。

 * * *

マリー・アントワネット/サントラ

ソフィア・コッポラの「マリーアントワネット」を観て来ました。
画と音楽の使い方にうっとり。
古典的物語に現代の音楽をあわせている所がいきています。
昔々の史実ではなくて、今を生きている女の子の一幕であることを主張しているよう。

嫁としてのプレッシャーとか、愛されない憂いとか、女世界の醜さとか、
恋を覚えた時の胸騒ぎとか、母になったことで生まれる強さとか、
スイーツを大口でぱくりとほおばる悦びとか、おしゃれに精を出す姿とか、
女の子が大人になる過程が、若すぎる結婚を通して描き出されています。

個人的にはマリーの船形髪型がちらりと見られて満足です。
(出て欲しいな、と思いながら見ていたので。)

馬車で始まり馬車で終わるところや、サイコロの使い方、
オペラハウスでの観劇の様子、肖像画の架け替えなどの
対照的なシーンが印象的でした。
あ。あと、衣装からも彼女は中国びいき(?)なんだな、と云うのが分かってにんまりしました。

私事ですが
この映画を観ていて母を思い出しました。