西江雅之さんの「食」の課外授業。
知人の恩師と云う繋がりで読みました。
「食べ物」を通じて見る文化人類学。
用語定義の難しさを表に現さず、いかに易しく沢山の人に伝えるか
また、文化人類学的な視点をいかに提供するか
と云うことの姿勢を見ることができ、勉強になりました。
「食べ物」を通じて語るものは文化人類学だけでなく人生訓にまで及んでいます。
食べ物に関しての「贅沢」はお金の問題だけではありません。
・・・「己の心に素直に従う勇気」をもつ贅沢です。
その思いを他人の前でも平気で表現できるということになれば、その贅沢は本物だといえるでしょう。
・・・それは、言葉での上では至極簡単なことに見えるものですが、
現実の場で実行するのはかなり難しいようです。
どうしても、ある種の「気配り」または、「世間の目を気にする自分」というものが出てくるのが普通なのです。
この「贅沢」=「己の心に従う勇気」と云うのは
食べ物に関してだけではないと、色々思い浮かべて目から鱗でした。
いちばん読み易い、文化人類学の入門書です。

「食」の課外授業/西江 雅之
知人の恩師と云う繋がりで読みました。
「食べ物」を通じて見る文化人類学。
用語定義の難しさを表に現さず、いかに易しく沢山の人に伝えるか
また、文化人類学的な視点をいかに提供するか
と云うことの姿勢を見ることができ、勉強になりました。
「食べ物」を通じて語るものは文化人類学だけでなく人生訓にまで及んでいます。
食べ物に関しての「贅沢」はお金の問題だけではありません。
・・・「己の心に素直に従う勇気」をもつ贅沢です。
その思いを他人の前でも平気で表現できるということになれば、その贅沢は本物だといえるでしょう。
・・・それは、言葉での上では至極簡単なことに見えるものですが、
現実の場で実行するのはかなり難しいようです。
どうしても、ある種の「気配り」または、「世間の目を気にする自分」というものが出てくるのが普通なのです。
この「贅沢」=「己の心に従う勇気」と云うのは
食べ物に関してだけではないと、色々思い浮かべて目から鱗でした。
いちばん読み易い、文化人類学の入門書です。

「食」の課外授業/西江 雅之