朝帰り篇

じゅんこちゃんは東京に来てうちに滞在する度
必ず１日は外泊なさいます。つまり朝帰り。

今回は「オカマバーに行くんだ♪」と嬉々としてチジンと会うため出かけてゆきました。
前日から、オカマさんに負けないように、と一生懸命化粧やら色々な手入れをしているじゅんこちゃん。
『女性』で『綺麗であること』をお仕事になさっている方々相手に張り合ったって
勝算があるとは思えない。１０代ならまだしも。
以前地元でオカマバーに行ったじゅんこちゃんだって「負けた」と嘆いていたじゃないか。

帰ってきたじゅんこちゃんの手には右の中指と左の中指にいつもの指輪が。
左の薬指は飛ばして小指のピンキーリングが光っていました。
ついでに言うと、人間の獣のような匂いがしました。
そこら辺の詰めが甘いんだってば！

素直に騙されているフリをしているが、そんな口実には騙されんのだよ。
くじらだの家に行くという口実で本当は誰に会いに来ているんだーぁと声高々叫びたい気分です。
全く。
来春から東京の拠点が無くなったら（くじらだが実家に戻るので）何と口実作るのでしょうね。

くじらだは、じゅんこちゃんと居ると色々人生の勉強になります。
真似しようとは思わないけれどさ。

常々思うことだけれど、
こんな破天荒なじゅんこちゃんとは、親子と云う関係でなければ仲良くならなかったと思います。