朝目が覚めて、あまりにお空が青かったので
かねてから行きたかった小石川植物園に行って参りました。
といっても、起きたのはクジハン。。。
せっかくのお天気だからお布団干して、洗濯をして、としていたら着いたのは3時を回っていました。
あちゃ。
着くとまず正門の向かいにあるパン屋さんで入場券を買わなければなりません。
かつて公の施設だったため、役人がお金を扱うのはいけないということで明治の開園当初からの慣わし?らしい。
園の外側ではまだアブラゼミやツクツクホウシが鳴いているのが聞こえるのに、
奥へ入ると秋の虫が散策を楽しませてくれます。
金木犀の暖かな匂いに守られながらカメラ片手にぷらぷらしていました。
ちょうどお彼岸なのでヒガンバナがわんさか咲いています。
木陰のヒガンバナの群生の中をカラスアゲハが通る姿はとてもとてもうつくしく、この世のものとは思えません。
フクロミモクゲンジと云う大きな木も花をつけていて、終わりかけなのか風もなく雪のように、はらはらはらと黄色い花が舞っていました。
真下に立って手をおわんにしているとすぐにつかまえられるので、結構長い間1人で天辺眺めながら遊んでいました。
朝咲いたときは白い花、夕方に移るに連れてだんだん赤みを増し、しぼむ頃にはあでやかな赤紫色になる水芙蓉も今が見ごろです。
小さい頃、近所に植えてあって、学校の行き帰りに前を通りかかるのがとても楽しみでした。
草花のひとつひとつに思い出があって、それを思い出しながら園を巡るのが初秋のお空の下で気持ちよかったです。
残念ながら行ったのが遅かったため、温室を見ることはできませんでした。1時から3時までらしい。
それでも充分にまんぞく。
小石川植物園は、たぶん1年を通して飽きることの無い場所です。
今度は梅の時期に行きたいな。