歴史は繰り返すと言うが、ここまで、同じことをやってるなら、何か悲しくなってくるな。
バブル崩壊後からずっと日本は不況だけど、それは金融政策の失敗の結果、デフレによって引き起こされたものだ。政策当局者たちはこのデフレ不況に対して適切な処方箋を出さずに、誤った処方箋ばかりを出し、一向にこのクソみたいな不況から抜け出せずにいる。それによって多くの国民が苦しんでるわけだ。
日本には現在と同じような不況にあった時期が過去にあった。その時も政策当局者が誤った政策を実行し、「昭和金融恐慌」や「昭和恐慌」が発生した。
松方正義による構造改革が日本を大国へと導いたという誤った認識により、井上準之助や浜口雄幸たちみたいな構造改革主義者たちは、金融政策の失敗による不況を、日本の「行き詰まり」によって起きているものと認識し、「金本位制への復帰」という構造改革を実行。それによって日本では-10%以上を記録するほどのデフレが発生。
政策当局者たちが誤った政策を実行してもなお、彼らは自らの過ちに気づかず、多くの国民やメディアも彼らの政策を支持し、後押しした。
そんな中でも一部には当時の日本の状況を捉え、適切な政策を主張する者たち(石橋湛山など)がいた。
そして、犬養毅内閣で大蔵大臣に就任した高橋是清は、石橋湛山たちが主張していたリフレーション政策を実行し、世界大恐慌後に、すばやく不況から抜け出させた。
このような歴史を持つ日本の現代の政策当局者たちが、昭和恐慌と酷似した平成大不況に対して適切な処方箋を提示できずにいる現状を考えると、日本の政策当局者たちは馬鹿だとしか思えん。歴史を学べていないのだから。学べていないだけでなく、構造改革や緊縮財政とういう過去の政作当局者たちが行なった事と同じことをやっているのだから。
だが、一部の政策当局者たちには、信念を持ち、不況にある日本を救おうとした者たちがいる。
その結果、実行された政策が、テイラー・溝口介入、量的緩和政策だ。
ところが、馬鹿な政策当局者たち(日銀審議委員)が、量的緩和政策を解除し、デフレから抜けかけていた日本を再び不況の底へ突き落とした。
なんというか、日本の政策当局者は、自分たちの使命が理解できているのだろうか?利権や柵に左右され、その結果、国民生活に多大なダメージを与えている。
国家が国民生活を蔑ろにすることがあってはならない。国家は国民に信頼されることによって発展するのだ。それができない国家はただ滅びるだけだ。
国家が国民を救うのは、当然だよな。
よって国家に仕える政策当局者たちが利権や柵に左右され、政策を誤り、国民生活に損害を与えることは到底容認できるものではない。
政策担当者は、さっさと国民を救え。
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