焔-ほむら-よ

ゆらぎつ瞬-またた-く命の火


お前は今

凪ぎの水面-みなも-の上に在り


ただ幸いに

点-とも-る燭の灯-ひ-


ひとたび返れば儚く消える


それでも焔よ

自-みずか-ら被る事なかれ


継ぎ足し叶わぬ身であれば

いずれ必ず燃え尽きるもの


点されよ

どうで限りのその日まで


灯-とも-されよ

まだ見ぬ明日の足元を