母が脳梗塞で倒れ、
現在娘と二人日本に帰省中です。
母は当初、病院からリハビリ施設に転院し、そこである程度の生活動作(食事やトイレなど)を自力でする術を身につけてから帰宅する予定でした。しかし家族会議の結果、私たちは母を病院から直で帰宅させてあげようと決めました。
たくさんの利用者を抱える施設では、一患者に対するケアにも限界があります。全身の痛みにひとりぼっちで耐えている母を見て、プロの介護士である妹が「自宅で看てあげたい」と言い、父が「お父さんも介護士になった気で頑張る!教えてください!」と応え、急遽母の退院が決まったというわけです。
しかし、私や妹には仕事だったり子育てだったりがあり、父と一緒に昼夜母をサポートすることはできません。母が自宅に戻って丸2日経った頃、母を自宅介護するには、父はほぼ眠れないことがわかりました。
冷静に考えればわかったことです。
母は現在寝たきりの状態で、要介護レベル5(最重度)です。
もっと軽度の要介護レベルから徐々にアップしたのではなく、脳梗塞という突発的な病で突如この状態になりました。素人の父がどれだけ妹の猛特訓を受けたとしても、しばらくはこの状態であり続ける母を、昼夜ケアすることは不可能です。
愛あればこそ起きた判断ミスでした。
ようやく現実に目覚めた私たちは、リハビリ施設を再検討し始めました。私は母に尋ねました。
私「お母さんはリハビリ施設に入ることをどう思う?」
母は私の目をしっかりと見て答えてくれました。
母「家がいいけど、お父さんが可哀想だから」
帰宅して家族に囲まれた母は「天国みたい」と言って喜んでいました。母は、母の天国を、父の苦労を軽減するためにもう一度離れる決意を既に固めてくれていたのです。
施設の話を進めていく中で父は言いました。
父「最後の日まで一緒に生活したい」
父の目標は、母を施設に預けてしまうことではありません。
今専門家の元でできる限りのリハビリをしてもらい、後に待っている父との生活を楽しめるようにしてあげたい、その一心です。
母を含め、家族みんなが愛ある選択をしようと日々必死です![]()
ただ、その頑張る矛先が間違った方へ向き、結果愛する人を悲しませる結果とならないよう、冷静に考える余裕の大切さを学んだここ数日でした。
読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた、次回。
23rdmonth
子供たちには優しく、父には厳しい母(笑)。
私たちが小学生だった頃、離婚の危機もありました。それを乗り越え、父と母は生涯のパートナーとなりました。二人が一緒に写っている写真はほとんどありません。父が元カメラマンで、常にファインダーの後ろにいたからです。代わりに今日は、私が常に携帯に保存している母の写真を。服装やポーズ、とても母らしい母です![]()
