昨年の9月27日、パギーが天国へ旅立った。

あの日からちょうど一年となる昨日は、娘を保育園に預けた後、夫と二人で思い出のレストランへランチに行った。

 

 

椅子に座って大人しくしているタイプでは全くなかったパギーなので、ここは唯一、パギーも一緒に食事をしたレストランだった。

 

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初回に訪れた時のパギーブルーハーツワンちゃん用のボックスシートに奇跡的に数秒座ってくれたところをパチリ📸

 

パギーが大好きな併設のショップ。ワンちゃん型のマネキンを、もちろん狙うパギー目

 

2回目の訪問ではぬいぐるみを拝借することに成功するが、すぐにパパに捕獲される

 

無事ぬいぐるみを返し、ランチを食べるパパとママの間でパプチーノをいただくパギー。

 

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そして昨日、私と夫はいつもの席についてランチを注文した。

 

 

パギーが数秒腰掛けてくれたボックスシートが今もそこにあった。ボリューム満点のサンドイッチと、トリュフが香るカリカリフライドポテトも健在。

 

店内にたくさんワンちゃんのお客さまがいることを期待して行ったけど、この時はいなかったチュー

 

それでも、ある一匹のワンちゃんとの出会いがあった。

上の写真上差し、私たちのテーブルの上に一冊の本がある。"Lump: the Dog who ate a Picasso" ピカソと、彼が晩年を共に過ごしたランプというダックスフンドについて書かれた本で、このレストランに展示されていた。

 

夫がパギーの先祖かもおねがいと言うほど、ランプの表情はパギーにそっくりだった。パギーを見る思いで本を一枚一枚めくっていった。そして最後のページ…。そこにはこう書いてあった。

 

ピカソ 1881 - 1973

ランプ 1956 - 1973

 

私はこの数字を二度見した。

 

犬は「死」を理解しない。大好きな人間が死んでしまっても、どこかへ出掛けてしまったとしか思わず、生涯待ち続ける。だから、犬を家族に迎えるなら、絶対にその子より長生きしなくてはいけない、と私は思っている。

 

91歳だったピカソは、ランプより10日間長く生きた。

 

パギーの命日に知った奇跡の事実。どんなハッピーエンドより心が震えた。

 

パギーの命日だったから引き寄せた、心底愛され、愛した人間と共に旅立ったダックスフンドの存在。パギーの暖かなメッセージをしっかり受け取った。

 

何十年後かに会えた時、きっとパギーはその時間が一瞬に感じられるくらい元気に飛びついてきてくれる。

ありがとう。

また必ず会おうね。

一緒にサッカーしようね。

 

2021年1月30日、私が渡韓し新しいママとして紹介された翌日。パパとママの膝の上で寛ぐパギー照れ

 

 

読んでいただき、ありがとうございます。

ではまた、次回。

 

23rdmonth