私が初めて妊娠したのは、43歳の時のことだった。その子を6週で流産してしまい、そして今お腹にいる娘、元気を44歳と3ヶ月で授かった。

 

 

私は19歳で初めてボーイフレンドができた時から、愛する人との赤ちゃんが欲しいと思い続けてきた。周囲からはキャリア志向だと思われていたが、私の一番の夢は、常にあの19歳の時に頭に浮かんだ幸せな家族像だった。

 

 

周囲に求められていた自分とかけ離れていたからなのか、私はその夢を口にすることはなかった。誰にもシェアせず、ひたすら思い続けるだけの夢は、29歳で結婚した元夫との10年間に及ぶ結婚生活の中でも叶うことはなかった。

 

 

言葉にもせず、叶えることもできない夢は、いつしか夢のまた夢となった。叶わなくて当たり前のこと。それでも心の片隅に引っかかって離れない希望。私にとって「妊娠」は、神秘的で、神聖な、未知の世界のことだった。

 

 

そんな夢のまた夢の世界から元気が来てくれた。

かぐや姫のごとく、いつまた夢の世界へ帰ってしまうかもわからない小さな魂を、私はとにかく感謝して受け止めた。続く限りでいい、この幸せを噛み締めよう…。

 

 

それからの元気の力強い成長っぷりは、このブログに記録してきたとおりだ。昨日の健診では2970g。相変わらずのはしゃぎようで、先生に「もう出てきたいのね。いつでもどうぞ〜^^」と言ってもらえるまでに。「ママも準備をお願いします。積極的に動いて」という言葉に、その日のイメージがグッと現実味を増した。

 

 

これが最初で最後になるだろう私の妊婦生活が終わろうとしている。

胎動に言葉で返すコミュニケーションや、お腹を両手で抱えながらの散歩。ふとした時に見る鏡の中の妊婦の私。まん丸お腹でポテポテと歩く私を見て吹き出す夫。

 

 

とても幸せな時間だった。

描いていた夢より何十倍も素敵な時間だった。

 

 

この頃では、夫婦間で元気が生まれた後の話をよくするようになった。元気が目の前にいる日々がまもなく始まろうという今、新米パパママのドタバタ劇がスタートする前に、この10ヶ月のありがとうを書いておきたいと思った。

 

 

元気、そして元気のパパ…

私に妊婦を体験させてくれてありがとう。

お腹に命を宿すという、他に例えようのない経験をさせてくれてありがとう。

 

 

いただいた全ての支えと励ましに感謝して、出産頑張ります!

 

 

…とか言って、ここから結構待ったりして(笑)

 

 

今日も読んでくださり、ありがとうございます。

ではまた、次回。

 

 

23rdmonthキラキラ