(4月末の出来事です。ようやく文章にすることができました)
私が通う産院では、一人の医者に対して看護師が一人つき、常にコンビで担当の患者に対応する。
私がパレちゃん(私のお腹に初めて来てくれた赤ちゃん)を流産してしまったことを知り、稽留流産の手術のためにこの病院を始めて受診した時に出会ったのが、今の担当医と彼女の長年に渡る相棒看護師だった。
手術を終え病院を後にする私に、二人は「幸せな再会を願っています」と、優しい笑顔で声をかけてくれた。その時私は、また妊娠することができたら、きっとここに、この二人のところに戻ってこよう、と心に決めた。
そして元気を授かり、二人と再会してからの数々の思い出の中で、特に心に残っているのはこの2つ↓↓↓
✨再会の日&心拍確認
✨私が初めて二人にイラッときた日
こうして二人は、私にとって夫と同様に、時にはそれ以上になくてはならない心の支えとなった。
4月半ばのある日、そのニュースは突然告げられた。
先生「〇〇さん(看護師さん)が、今月末で退職することになりました。」
あまりに思いがけないことで、私はポカンとしてしまった。看護師さんの顔を見た。彼女は眉を八の字にして、口元だけ一生懸命笑顔を作っていた。ようやく声を絞り出して私は訊いた。
私「退職って…でも、いつかまた戻ってくるの?看護師は辞めないでしょ?」
今考えると、とてもプライベートで不躾な質問だった。それでも彼女は真っ直ぐ私の目を見て答えた。
看護師さん「復職は今のところ未定です。疲れてしまったの。休みたいの ^^」
静かな声で感情をコントロールしながらも、彼女の言葉は率直だった。
私はその答えに強く共感した。私もこれまでの仕事人生で、燃え尽きた経験があったから。
私「そっか。うん、わかったよ。答えてくれてありがとう。本当にお疲れ様。」
その2週間後、彼女は勤務最終日を迎えた。
私は手紙とクッキーを用意した。私たちの会話は常に日本語だったけれど、最後の手紙だけは韓国語で精一杯気持ちを綴った。
診察室前にいた彼女に、私はギフトが入った紙袋を差し出した。その紙袋に目を落とした途端、彼女の目に涙が溢れてポロポロと落ちた。
珍しく人気のない待合室で、私たちは一緒に泣いた。
彼女のこれまでの看護師人生を讃えて。心からの感謝を込めて。
手紙の最後はこう締めた:
「私はあなたに出会えたことを心から感謝します。ずっと忘れません。元気に会って欲しかったけれど、大丈夫です。私が元気に伝えます。元気の誕生を支えてくれたのは、こんなに素敵な看護師さんだったよって。」
読んでいただき、ありがとうございます。
ではまた、次回。
23rdmonth


