キミとなら、強くなれる。
初めて細田守監督作品を映画館で観てきました。
先日読んだインタビューに「大泉洋さんを多々良に起用したのは顔が似てるから」と監督はおっしゃっていましたが、本当に似てました笑
多々良どころか、百秋坊もリリー・フランキーさんに激似でした。
好みは分かれるかもしれませんが、あたしはすきかな。
渋天街の雰囲気はなんとなく“千と千尋の神隠し”の湯屋に近いなー。
昭和というか、台湾っぽいというかごちゃっとしてるみたいな。
渋谷の背景もすごく書き込まれていて聖地巡礼とかしちゃいたいくらいです笑
「相手に合わせるんだ」
ひとりぼっちの熊徹と修行中に言った九太のセリフ。
戦うときだけじゃなく、生活する上でだれかに合わせることも大事なことだと。
自分が決めたことは曲げない、という熊徹の生き方も美学があっていいかもしれないけれどそれだけではどうしても生きていけない。
後半の周りに育てられて、支えられて生きてきたという九太のセリフにつながります。
「お父さん、お母さんが望むように必死でいい点を取ってきたけれど、私の気持ちは無視されているの。」
楓のセリフですが、このへんからあたしの涙腺はゆるみっぱなしでした。
あなたのためだからとか、将来のためと自分の意思を無視しつづけられ、言いつけを守ることが大切になっていた。でも、だんだん苦しくなってきた。
大学に入ったら、一人暮らしして、すきな勉強をして…とまるであたしが大学生のときに思っていたことをそのまま言うものだから感情移入し過ぎて後半ほぼ泣きっぱなしのレベルでした。
一郎彦の優等生っぷりともかぶります。
青年期になってから一郎彦はずっと口元を隠しています。弟の次郎丸は父のような風貌になるのに対し、なれないこ一郎彦は劣等感を感じていたのではないでしょうか。父のようになれないと諦めて折り合いをつけようとしているところに九太の登場。
周りからも認められ、強くて賢い。自分が諦めたものを全部持ってる。同じ境遇のはずなのに。同じ人間のはずなのに。どうしてじぶんは九太みたくなれなかったのか。
そんな感情が彼に黒い闇を深い穴を宿してしまったのでしょう。
しかし、後半のテンポがはやすぎて笑
鯨が渋谷に現れるシーンとか、唐突過ぎてちょっとちょっと!!画面に圧倒されて押し切られた感はありました。
メルヴィル著の白鯨について「鯨は自分の鏡」と楓は言っています。
熊徹と九太はもちろんですが、一郎彦と九太も鏡になってるような。
周りの人たちは、自分の鏡。そんなメッセージもあるのではないでしょうか。
深く考え始めたらきりがなさそう笑
後半の一郎彦が宮野さんすぎて集中できなかった…。
うわー、宮野さんじゃん。っていうか宮野さんでてるって全然知らなかったし。
宮野さん、宮野さん、宮野さん…って感じ。
あと、最後の方のシーンで九太が楓からもらったお守りを一郎彦につけてあげるシーンがありますが。
それは、そういうことでしょ。
腐女子わきますよね。
狙ってるんですか笑
ってレベルでそこも集中できませんでした笑
ディスクになったら買っちゃおうかな。
でも、スタジオ地図作品は円盤高いイメージなんだよな…。
