私の趣味の一つ ― と言えると思う ― に
映画の評論やユーザーレヴューを読む、があります。
海外、専門家、一般、色々な感想を読む。
一般市民の中には、非常に文章力のある優れた評論を書く人が多い。
本当に感心します。
もし所在が分かったら、ぜひ同席させていただいて、色んな映画に
ついて語りたい。意見を聞きたい、私の意見も聞いてほしい。
私は人に言えるほど映画に詳しいわけでもなく、普通より少しは、の
程度だと思うけど、みんなが興味を持たないタイプの映画に惹かれる
ので、なかなか感動を分かち合えない。何よりみんなそれを知らない。
たとえば、今直ぐに思い浮かぶ映画で、その話を誰かと語りたいのは
台湾映画の「河」。台湾映画は、独特な淡々とした流れの中に、深い
味わいみたいなものがあって妙に心に残ります。
一時はイラン映画も好きなのがいくつかあった。
「運動靴と赤い金魚」などは心に沁みて沁みて、魂が洗われるようです。
アキ・カウリスマキやジム・ジャームッシュは基底的に好み。
私は「浮雲」派です。
「映画って、本当にいいですね」、あの上品な淀川さんが懐かしい。
「はい、本当にいいです」。
映画は別世界の体験です。観ないと損、それくらい良いと思う。