こんにちは!こんばんは!

4年生の富田晴子です。シンです。



まずはじめに、

日頃より明治大学女子ラクロス部を応援してくださっているOGや保護者の皆さん、いつも本当にありがとうございます。

今年もたくさんの方が試合会場に足を運んでいただき、応援が大きな力になっていました。

今後とも弊部をよろしくお願い致します。



そして一昨日は、引退試合&追いコンを開いていただきました。

どちらも本当に素敵な会で、最後にみんなと一緒にいられる時間がとにかくとっても幸せでした。

後輩のみんな、ありがとう。

(23明治 引退試合)

(23明治 追いコン)



 

最後のブログ。

このブログを書き終えたら、本当に引退です。

この3年間本当にたくさんの出来事や感情を経験して、とてもこのブログにはまとまり切りません。


しかもウルはもちろんのこと、あのコト(笑)のブログがめっちゃ良くて感動したので、少し焦っています。笑 





 

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FINAL 4 で立教に負けてから、2ヶ月以上が経過しました。

最近、今年のリーグ戦の試合を見返したり、ラクロスがしたいと思うことが多いです。



 勝ってもっと上に行きたかった。


このチームの皆んなと全国大会に行きたかった。


FINAL 4 のあの日に戻りたい。


まだフィールドに立っていたい。


 

これが今の私の正直な気持ちです。

悔しい。

2ヶ月経った今でも、何をしていてもそのことが常に頭にあります。

あともう少しが遠くて、チームとしても個人としても、最後の一歩が踏ん張れなかった。


後悔や未練が全くないなんてとても言えません。

未練タラタラです。笑



だけどどんなに願っても、何かを頑張っても、もう取り戻すことができない結果であり、もう一生戻ってくることがない過去です。



 

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私がこのチームに入ったのは、1年生の11月。

はじめて某どろだらけのグラウンドに行って皆んなと出会ったのが昨日のことのようです。


 

初日から友達のように暖かく迎えてくれた同期

ラクロスを一から丁寧に教えてくださった先輩方



私はすぐにラクロスも皆んなのことも大好きになって、その日から3年間ずっと走り続けてきました。


(2020年11月 はじめての同期写)

 

もちろん、私たちは簡単には手が届かない舞台を目標としていて、部員数も100人近くいるから、全部が全部楽しいわけではなかった。

と言うよりむしろ、辛くてしんどいことの方が多かったかもしれません。


でもその経験の全てが、今の私をつくってくれていると自信をもって言えます。


そしてこのチームに入る決断をしたことも、ほぼ毎日2時間かけて練習場所に向かったことも、何より自分が必死になって取り組んできたこと全て、後悔はないし、誇りをもっています。


数えきれないほどの嬉しい経験や苦い経験をする中で、たくさんの感情を抱き、多くを学びました。


このブログでは、これからの明治をつくっていく後輩たちに伝えたいことを最後に1つだけ伝えたいと思います。



 

私が伝えたいことは、


自分の強みややりたいプレーだけは、誰よりもプライド持って磨き続けて欲しい。

そしてチームで1番と言えるような武器を何か一つもってほしい。


ということです。




 

私は3年生から4年生の最初にかけてずっと、プレーに関して自分の居場所や存在価値を見つけられず、なかなか評価されない時間が続きました。


自分の強みを知ることや強化することより、人のことをみて自分と比べるばっかりで、自分にも他にできることはたくさんあったはずなのに、できないことばかりに目を向けて変に自信を無くしていました。


練習の仕方も、何も考えずとにかく満遍なくこなすだけ。

強み云々ではなくむしろ弱点があることのほうが問題だと思っていて、自分の最低ラインを上げることばかり考えていました。(間違いではないし、むしろめっちゃ必要なことですが)




しかし

あなたにはあなただけの価値がある

あなたにしかできないことがある

今の私はそう思います。


 



ラクロスが楽しいのは、自分が好きなプレーがあるからだし、自分のやりたいことがあるから。

活躍できるのは、自分の得意なことを発揮できるからです。


 

みんな「リーグ戦に出たい」とよく口に出すことがあると思いますが、なにで勝負しますか?


 


何年かラクロスをやってきた中で、みんな自分の強みを少しずつわかってきたと思います。全員、誰にも負けない強みを持っているはずです。それは100人近くも部員がいる明治でも、です。

(今思い当たらない人は、是非みつける/つくる努力をしてみてください!そしたらラクロスがもっと楽しくなって、世界が広がります!本当の本当です!)


グラボがたくさん取れるとか、シュートが速い、

1on1が抜けるor守れる、足が速い、何をされても絶対にボールだけは取られないとか、パスの精度が高いこととかも、立派な武器だと思います。


自分の強みを磨いて磨いて、自分だけの武器にすること。

これだけは絶対誰にも負けませんって言うものを何かひとつでもいいからもつこと。



そして強みをもった人たちの集合体が、チームです。




私の場合は1on1DF、ラン突破、4年生になってからはインターも強みになりました。

どれも自分的には本当に全然まだまだですが、

それでも「これ」と決めた自分の武器にはプライド持って、責任持って、特にこの1年間は練習してきました。


 

そして今振り返ってみて、ラクロスが楽しかった瞬間や、自分が輝いたと思う瞬間、チームに貢献できたと思えた瞬間は、ほとんどが自分の武器を発揮できた瞬間だったと思います。



今シーズンのチームとしてのベストゲーム

8月のリーグ戦vs慶應戦

大勢の観客の中、負けたら敗退の大事な一戦で、

自分が一番力を入れてきた

「DFでボールを奪ってOFの起点になる」

というプレーを数回体現できたことは、この3年間で一番自分が輝いたと思える瞬間だったし、昨年度王者の慶應と対等に勝負できたことが本当に嬉しかった。一生忘れない瞬間だったと思います。

(開幕戦vs慶應)




一方で、FINAL 4 vs立教、勝ったら全国大会が決まる大事な一戦で、自分の武器で勝負しきれなかったことがずっと心に残っています。

ハーフタイムでコーチから、「シンと某相手選手のマッチアップで勝てそうだから周りを締めて奪いにいける」と言う指示が出ていました。

だけど私は絶対奪えるという自信を持つことができず、抜かれたら自分のせいで負けるかもしれないと言う怖さを感じて、その場面が来た時、自分から自信をもって周りを締めろと声を張ることができませんでした。


クリアもそう。

この試合はクリアが主な敗因でしたが、もうちょっと自分に自信があれば、もっと積極的に受けて運べたかもしれない。


こんなことここで書いて良いのかわからないけど、私はここで勝負できる強さと自信を持てなかったことがずっと悔しいです。

この試合ではこの判断が直接勝敗を分けたわけではないし、他にも細かいミスはあったけど、それより何より、自分が磨いてきたつもりだった武器が、大事な場面で私に任せろと言えるほどではなかったことが悔しいです。


 

もっと磨けたし、もっとこだわれた。

私は正直そう思うから悔しい。




試合で活躍する上で、苦手を修正することは絶対に必要なことです。じゃなきゃ土俵にも立てません笑


ですが、それだけでは上のレベルでは戦えません。

結局自分を輝かせてくれるのは、自分自身の武器です。

そして自信をもって戦えるのは、自分の中に信じられるものがあるからです。


自分が立ちたい舞台でどんなプレーで活躍したいのか。

いかに自分の武器を活かして戦うか。 

ちゃんと考えられていますか?

その日のために、その時がきたときに、自信をもって挑む準備をしていますか?


 

是非早いうちに明確にしてください。

そして今もってる自分の強みにもっともっと磨きをかけてみてください。

そしたらきっと道が見えるはずです。




 

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もう一つぐらい何か書こうと思ったのですがやっぱりやめて、

最後に各方面でお世話になった方々へ、少しばかりメッセージを残したいと思います。


 

まずは23明治のみんな!!

最後まで一緒に戦ってくれてありがとう。1年間全員が色んな場所で「I will」を体現する姿が頼もしくて、初戦の青学戦に勝利した時の皆んなの喜ぶ顔がとにかく嬉しくて、みんなの存在そのものが私の1番のモチベーションでした。



フィールドで一緒に戦った皆んなとは特に、一緒に練習したり試合に出た時間全てが私の宝物です。

何回も合宿して、暑い中毎日死にそうになりながら走って走って、

時間はかかったけど、ひとつひとつ丁寧に共通認識をつくっていった過程があったから、

本番でグラボやダブル、ライドの戦術が決まった時は、本当に嬉しかったね。


絶対フォローがいるからグラボは迷わず飛び出そうと思ってたし、

前線にボールを繋げば高確率で点を取ってくれると信じていたから、絶対運び切るんだって思っていました。

そして走れなくなったら安心して任せられる人たちが必ず後ろにいてくれたから、全力で戦えてたよ。


慶應戦ラスト数分でダブルイエローカードを出して、オフィシャルに「ラスト2秒までフィールドに戻れない」と言われた時、正直私のせいで負けるんだと思わずにはいられませんでした。

だけど、4−6でセットDFをして、その後も守りきった皆んなを見て、胸が熱くなりました。

次の試合では絶対自分のプレーで勝利に導くんだと誓った矢先コロナで欠場してまた迷惑をかけるという本当にしょうもない奴ですが、まあそれはおいといて、

皆んなのためならいくらでも走ろうと思ったし、

次勝つためにもっと成長しようって本気で思えました。


自分の足りないところも補ってくれる、最高に頼もしい自慢の味方でした。

ありがとう。


本当は皆んなと全国の舞台に立ちたかったよ。

この悔しさを絶対無駄にしないでね。


(23明治 夏合宿)

(23明治 FINAL 4 vs立教)



それからBチームで頑張っていた後輩たち

今年のシーズン最初ちょっとBチームだった時、実はかなりメンブレしていて、3年間で初めてチームを離れたいと思うようになって、自分でもちょっと戸惑っていました。

だけどグラウンドに行くと皆んなが必死にボールを追っていて、一緒にラクロスをするのが純粋にめっちゃ楽しかった笑 

皆んなの存在がなかったら、ここまで来れてなかったと思います。

その頃は練習試合やってもパスキャが繋がらなすぎてクリライばっかでめっちゃ疲れたけど、シーズンを通してどんどん上手になっていく皆んなを見て、自分のことのように嬉しく思ってたよ。

今年の経験を糧に、来年・再来年はトップの試合でたくさん活躍できるようになってね。


 

そして1年生!

ウィンター練混ぜてくれたりしてめっちゃ楽しかったよ。

サマーやウィンターで負けてしまったことは事実だけど、私は将来が楽しみだと思ったし、来年からリーグ戦で活躍できると思ってる選手が何人もいます。

これからの明治を頼んだよ!!笑

(ウィンター決勝)



スタッフ陣

顔見るといつも安心できる、私にとってもチームにとっても本当に大きな存在です。スタッフなしでは明治は成り立ちません。これまで何度も助けられました。いつもありがとうね!




先輩方

読んでくれてるか分かりませんが、一番お世話になって、たくさん刺激をくれたのは先輩たちだったと思います。


20の先輩方は、3週間しか被っていなかったのにも関わらず一番丁寧にラクロスを教えてくださいました。私がはじめて見たラクロスの試合が立教にサドンで敗れたFINALで、その時の光景が今でも私の原点です。


21の先輩方は、ラクロスをする姿も人間性もとにかく全部がかっこよくて、いつか絶対こうなりたいと何度も思わせてくれた、私の憧れで目標とする存在です。それは4年生になった今でもずっと変わりません。


22の先輩方が中心だった去年のFINAL 4 vs慶應をみて、当時の自分が無力だったのが悔しくて、来年はここに立って必ずこの壁を超えたいと心に誓ったことが、今年1年間の大きなモチベーションでした。個人的に仲良くしてくださった方や、いつも気にかけてくださった方、心から感謝しています。


そして、21でも22でも、Bチームで一緒だった先輩方には特にお世話になりました。あの時の練習や準リーグ、2部のAチーム倒そうって燃えて奮闘した日々があったから、今の私があります。

ありがとうございました。

(21明治 Bチーム)



 


井川さんをはじめとするコーチの方々のご指導があってこその私たちの結果でした。

多分絶対読んでいないと思いますが、

今年はアスカさん、去年はテンさんには、特に大変お世話になりました。

井川さんには最後の最後になって褒めていただくことが多くなって、私は単純なのでそれだけで自信満々になっていました。

ありがとうございました。



 

同期

やばい、ちょっと長くなってる気がする&簡潔にまとめられないので、あとで同期のインスタで1人ずつコメント書くね笑

とりあえず写真だけ貼っとくね。

ありがとう!大好き❤



 

以上です。





 

私は、明治大学女子ラクロス部を卒部できることを心から誇りに思います。



明治じゃなければ

あんなに苦しい思いをしなくて済んだかもしれないし

ただ楽しさだけを求めてラクロスができたかもしれない



だけど私はこのチームだったから

無限の可能性に挑戦することの楽しさを知れて

強い相手と対等に勝負できるようになれた。


明治のみんなと出会えたから、

自分だけではない誰かのために勝利を掴みたい、

信頼する誰かにボールを繋げるために体を張ってでもボールを追いたいと

心から思うようになりました。


そしてその原動力こそが、私の心身を成長させてくれたと思います。



ラクロスと出会ったから、みんなと出会えたから私はここまで来ることができました。


 







ここに来てよかった。




 







ありがとうございました。












#24  富田晴子  シン