埼玉県は、場所により気候が大きく異なるのが特徴。夏場はフェーン現象を受け、熊谷市では40℃を超える日も少なくない。冬場では、山沿いの秩父・北部を中心に寒さが厳しいのが特徴である。また、今年の記録的寒波により、さいたま市が1月24日に-8.6℃を記録した。(気象庁の観測より)内陸性の気候の影響も受ける埼玉県の気候を理解するとともに、2018年の寒波の影響がないか視察を行った。

2018.2.15

川口グリーンデンターへいってきました。温室内中央の幸福の木(ドラセナ・フラングラス)が大きく成長している。温室の側面からも、日光と取り入れやすい環境なので、タコノキやトックリヤシも元気に生育していた。


2018.2.15


屋外にもいくつか耐寒ヤシや南国植物が植栽されている。チャメロップスやココスヤシは、耐寒性は約-7℃くらいまで耐えるので、露地でも寒さによるダメージは見られない。また、写真(上)の左側のココスヤシは、1月26日の積雪の影響なのか、葉が垂れている。

2018.2.15

2018.2.15

鬼面角も地植えされていた。温室近くの為か、寒さの影響は見られなかった。写真(下)のアオノリュウゼツランも(Agave)属の中では最も寒さに強い品種なので無傷で越冬している。また、2種とも乾燥下でないと本来の耐寒性を発揮できないので冬場の水管理に注意。

2018.2.15


2018.2.15

温室の壁際で風が当たりにくい為、トックリランも寒さのダメージは無かった。また、鉢栽培されている為、降雨に関係なく、冬季は乾燥した状態を保てる。また、トックリランは写真(下)ユッカ・エレフェンティペスよりも耐寒性が弱いので霜があたらない軒下での越冬が良い。

2018.2.15

ユッカエレフェンティペスは、耐寒性は強い種類。八王子でも露地で越冬しており、根付けば耐寒性が強い品種だと思われる。観葉植物として出回っている時(冬)は、まだ十分に根が育ってない場合があるので、露地植えする場合は状態を確認しておくとよい。


2018.2.15

ユズリハは、冬期のみ葉を丸める性質がある。それは、冬の寒さから芽を守る為だと思われる。冬には貴重な緑になる常緑樹(アオキ、ヤツデなど)は、南国風の植栽に扱われる事が多い。また、夏に鮮やかな花が咲くノウゼンカズラ、キョウチクトウも加えてもいいかも。

2018.2.15

2018 2.15

露地栽培のジャカランタ。本種は、熱海や都心などの温暖地でないと霜害にあうと思われた。しかし、特に枝の枯れ込みも無く元気に越冬していた。その為、埼玉県でも比較的温暖な南部では越冬できる事が分かった。温室近くの、日の当たる斜面に地植えされていたので場所が良いのかも。


2018.2.15
芭蕉(バショウ)

 芭蕉と地湧金蓮とも、耐寒性のあるバナナの中では耐寒性が強いので、容易に越冬できている。写真のように冬に葉が枯れても、春には復活するので大丈夫である。また、2種とも氷点下数度でも大丈夫なので、多くの場所で越冬例がある。


地湧金蓮(チュウキンレン)

2018.2.15

町なかでは、ウチワサボテンが屋外で越冬していた。また、(写真下)の川口グリーンデンター温室内の株は、神栖市のウチワサボテン群生地の株と、同じ品種だと思われる。また、北米の種類(這団扇)や銀世界、大型宝剣、大盆丸などは耐寒性が強い。


川口グリーンセンター温室内 2018.2.15



 唐棕櫚(トウジュロ)が温室前に植栽されていた。こもように、掌状葉のヤシは、何本かまとめて林立させた方が見栄が良くなる。また、耐寒性は-15℃まで耐えるので、日本各地に植栽されている。また、その高い耐寒性が評価されたのか北欧やヨーロッパなど海外でも植栽されている。

2018.2.15

 温室入口付近は、やや冷え込むがストロマンテ・トリオスターはある程度耐寒性があるので容易に越冬できる。その為、氷点下にならない暖地では、屋外で越冬できる事もある。葉色はとても派手でエキゾチックな植物が好きな方に人気。置き場所を選ばずに育てられる植物なので、カラテアやアロカシアが寒くて枯れてしまう場合は、この植物を試してみてはいいかも。

2018.2.15