退院してから、3カ月間、家での療養生活を送ることになった。

復職までの3カ月。

まずは、日常生活い慣れること。

入院中は、常に一定の室温の中にいたから、

外の気温の変化に体を順応させるだけでもちょっと苦労した。

それから、体力をつけること。

中でも、長い車いす生活で落ちてしまった足の筋力を戻すこと。

そのために、プールに行って、水中ウォーキングをすることにした。

水中なら、膝の人工関節への負担を最小限とどめた歩行ができ、

筋力アップにつながると、A先生にすすめられたからだ。

家からプールまで、バスを使って通うことになったから、

「公共交通機関を利用する」という訓練にもなる。

プール通いで、歩行に少し自信がついたのもあって、

車の運転免許証を取得すべく自動車学校に通うことにした。

足が不自由になって、自分で車を運転できるようになることの必要性を感じたし、

学校通いは復職前のいいリハビリにもなると思って・・・

とにかく、復職までの3カ月をできるだけ有意義に使いたかった。

そういった日常生活を送るなかで、

「以前とは違う自分」

「まわりの人とは違う自分」

というのを、感じてしまうことが多くなった。

病院の中でいると、足が不自由な自分は「特別」ではなくて、

まわりのほとんどが体のどこかに不自由を抱えてた。

でも病院を一歩でれば、そうじゃない。

左足に装具を付けて、松葉杖で歩いていれば

すれ違う人にジロジロ見られることもあるし、

「若いのに大変やね~事故?」

と、声をかけられたりもする。

こういったことに慣れていかないとな・・・と。

いちいち気にしてたらキリがない。

そんなこんなで、運転免許を無事取得!!

すべて一発クリアでかなり優秀★

しかし実践機会が少ないので、まだまだこれからっす。

そんなこんなで10月1日から、会社に復職することに。

不安はたっくさんあるけど、また働けるのは本当に有難いこと。

頑張らないと。