昨日の10時12分ころ、南太平洋のソロモン諸島で大きな地震があり日本でも津波が
観測されたのでご存知の方も多いと思います。
また、東日本大震災以降「地震」のニュースに敏感になっていらっしゃる方も多いと思います。
ソロモン諸島はオーストラリアの北東、パプアニューギニアの東に位置し、
その名のとおりいくつかの島が点在する国です。
主な島々は、首都ホニアラが位置するガダルカナル島などがあるニュージョージア諸島と
サンタクルーズ諸島です。
前置きが長くなりましたが、今回の地震では「M(マグニチュード)8」という
数字を耳にされたかと思います。
日本では、気象庁が発表する震度(正式には気象庁震度階級)によって、
地震の大きさや揺れの大きさなどを表しますが、これは日本独特なもので、
世界では通用しないようです。
では、「M8」という地震はどれくらいの規模なのか調べてみましたところ、
阪神・淡路大震災(M7.3)より大きいことが分かりました。
東日本大震災は、M9.0(気象庁での観測史上最大規模)よりは数字的には
規模が小さいですが、そのエネルギーで計測するとマグニチュードが「1」違うと
地震が持つエネルギーは約32倍、「2」違うと約1000倍ものエネルギーの差になるそうです。
※難しい数式で計算されるようですので、ご興味がある方は調べてみて下さい!
ちなみに、地球上で最も大きな地震が起こった場合、「M10」になるそうです。
しかし、これまでに地球上で最も大きい地震の記録は1960年に発生したチリ地震の
「M9.5」だそうです。
また、恐怖心を煽るわけではありませんが、M5程度の地震は世界のどこかで
ほとんど毎日発生しているそうです。
日本でもM3~4程度の地震はほとんど毎日発生しているとのことです。
(ほとんどが、震度1以下であるため発表されていないものだと思います。)
※注意して頂きたいのが、大地震の予兆で起こっているわけではなく、
地球が生きていることを示しているだけですので、お間違えなく。
話を、ソロモン諸島での地震に戻しますが、日本のように「震度」を測るすべがないため、
現地でどれくらいの規模の揺れや被害があったのかが分からないようです。
少なくとも、現地にいらっしゃる日本人の方々はご無事だとのことですが、
亡くなられた方もいらっしゃるようですので、相当の揺れがあったことは間違いないでしょう。
また、太平洋の真下で起こった地震だったため、津波による被害もあったようですが、
詳細な情報がないのも事実です。
地震の多い日本にいる我々にとっては他人事とは思えないニュースです!