倉世古裕也 | 40代からの心と身体の健康習慣

倉世古裕也 | 40代からの心と身体の健康習慣

40代以上の方がいつまでも元気で健康でいられるように、「運動」「栄養」「睡眠」「メンタル」などの観点から有益な情報を発信しています。

こんにちは。パーソナルトレーナーの倉世古です。

 

今回は、会員さんからいただいたこんな質問にお答えします。

「そもそも、なぜ肩こりって起きるんですか?」

肩こりが長年続いていると、「肩がこっているのが普通」になってしまい、そもそもなぜ肩がこるのかを考えることも少なくなっているかもしれません。

肩こりというと「姿勢が悪いから」と言われることが多いですが、実はそれだけではありません。

ストレスや呼吸、目の使い方など、さまざまなことが関係しています。

 

🎥この内容を動画でもお話しています。

 

 

 

動画でも、肩こりが起こる原因について詳しく解説しています。

肩こりはなぜ起きる?

肩こりでは、首や肩周辺の筋肉が緊張し、重さやだるさ、痛みなどを感じます。

その大きな要因の一つが「頭の位置」です。

人間の頭にはかなりの重さがあります。

本来であれば、頭が身体の上にバランスよく乗っていることで、その重さを身体全体で支えることができます。

ところが猫背になり、頭が身体より前に出るとどうでしょうか。

頭の重さを首や肩周辺の筋肉で支える割合が増えてしまいます。

それが長時間続けば、当然、首や肩の筋肉は疲れていきます。

デスクワークやスマートフォンを長時間使う人に肩こりが多い理由の一つです。

「姿勢を良くしましょう」だけでは解決しない

では、頭が前に出ないように姿勢を良くすればいい。

確かにその通りです。

しかし、それが簡単にできるのであれば、これほど肩こりで悩んでいる人はいないでしょう。

「姿勢を良くしよう」

と思って胸を張っても、数分するといつもの姿勢に戻ってしまう。

大切なのは、無理やり良い姿勢を作ることではなく、

「なぜ自分はその姿勢になってしまうのか?」

まで考えることです。

ストレスや緊張も肩こりにつながる

例えば、普段からイライラしたり、緊張やストレスを感じることが多い人。

こうした状態では交感神経が優位になりやすく、身体も緊張しやすくなります。

怒っているときや緊張しているときを想像してみてください。

肩が少し上がったり、身体に力が入ったり、身体を小さく縮めるような姿勢になったりします。

もちろん、一日中ものすごい力で身体に力を入れているわけではありません。

しかし、「少しだけ力が入った状態」が何時間も続いたらどうでしょうか。

肩が少し上がる。

背中が少し丸くなる。

頭が少し前に出る。

これが毎日のように続けば、首や肩周辺の筋肉には少しずつ負担が蓄積していきます。

そのため、肩こりを考えるときには、筋肉だけではなくストレスや緊張といった部分にも目を向ける必要があります。

呼吸が浅い人も肩がこりやすい

もう一つ重要なのが「呼吸」です。

呼吸をするときには、肋骨が動くことで胸郭が広がり、肺に空気を取り込みます。

ところが、肋骨や背骨、胸周辺の筋肉が硬くなっていると、胸郭をうまく広げることができません。

すると身体は、首や肩周辺の筋肉まで使って呼吸を助けようとします。

呼吸のたびに肩が大きく上下する人などは、その一例です。

私たちは毎日、非常に多くの回数の呼吸をしています。

そのたびに必要以上に首や肩の筋肉を使っていれば、それだけでも肩周辺には大きな負担になります。

肩ばかりを揉んでいてもなかなか肩こりが改善しない人は、肋骨や背骨の動き、呼吸の仕方などをチェックしてみることも大切です。

パソコンやスマホによる「目の使いすぎ」

そして、もう一つ見落とされやすいのが目の使い方です。

パソコンやスマートフォンを長時間見ていると、近い場所を一点集中で見続けることになります。

目と脳、そして姿勢は密接に関係しています。

画面に集中するほど、顔が画面に近づき、頭が前に出て、身体も縮こまりやすくなります。

パソコンやスマートフォンを使わない生活は現実的ではありません。

だからこそ、ときどき画面から目を離して遠くを見る。

目線を左右に動かす。

目を休ませる。

こうした小さな習慣を入れることも、肩こり対策の一つになります。

肩こりの原因は「肩」だけではない

肩がこると、多くの人は肩を揉みます。

もちろん、それによって楽になることもあります。

しかし、なぜ肩の筋肉が硬くなったのかを考えてみると、

姿勢

ストレスや緊張

呼吸

肋骨や背骨の硬さ

目の使い方

デスクワークやスマートフォン

など、さまざまな要素が関係していることが分かります。

だからこそ、「肩がこったから肩を揉む」だけではなく、

「なぜ自分の肩はこっているのだろう?」

と一度考えてみてください。

姿勢を無理やり正そうとするだけではなく、ストレス、呼吸、目の使い方など、自分に当てはまりそうなところから少しずつ見直していく。

それが長年続いている肩こりを改善していく一つのきっかけになるかもしれません。

 

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