有川浩さんの『阪急電車』を読みました。
学生のときに文庫本を買って以来、2回目の読了です。
心があたたまりますね。本当にいい。最高という形容詞が相応しいです。
電車の中ですれ違う乗客同士の心の交流を描いた話です。
ある乗客がちょっと辛いなと思ったとき、たまたま電車に乗り合わせた他の乗客から元気をもらい、
今度はその乗客もさらに別の乗客とひと時の交流をすることで心のもやが晴れて...
というあたたかいやり取りが繰り返されます。
フィーチャーされる登場人物が、みんな芯がある魅力的な方なんですよね。
でも、ちょっとだけ、その芯が折れそうになっている。
で、乗客同士の交流で自分を取り戻す。
乗客が自分を取り戻してゆくときは、晴れやかな気持ちになります。
ヒーローや悪役を倒す感じとは少し違うのですが、なんといえばいいのでしょう。
ゼルダの伝説で、ゼルダの子守歌を聞いたときみたいな気分です。
一番好きな小説は何かと聞かれたら、間違いなくこの本を挙げます。
気分がすさんでしまったときとか、もやもやしたときに、また読み返します。
あと、映画化もされているので、是非VОDサービスで探してみてくださいー!