前回記事の続きです。
伊予鉄道横河原駅から3000系クハ3307の高浜行きに乗車します。
伊予鉄道3000系クハ3307の車内
ほぼ京王電鉄3000系時代(リニューアル後)そのまんまです。土休日には有料で
自転車持ち込みが可能となり、先頭車の前寄りが
自転車持ち込み対応スペース(専用ではない)となります。ちなみに駅の構造上、
自転車持ち込み利用ができない駅もありますので
要注意です。
伊予鉄道3000系クハ3307の運転台
こちらも京王電鉄3000系時代ほぼそのまんまですが、伊予鉄道で不要となるTNS装置(運転支援装置)関係機器が撤去されている一方で、電圧切替スイッチや伊予鉄道仕様のATS装置・列車無線装置が設置されています。速度計は京王時代のMAX140㎞/h仕様からMAX80㎞/h仕様のものに交換されています。
ちょっとボケボケですが、電圧切替スイッチ(〇ボタン2つのスイッチ)
計器盤の“電圧確認”の表示の下で点灯している表示灯で現時点での切替状態(横河原駅停車中なので“横河原・郡中線”が点灯。その右側は“高浜線”)が確認できます。伊予鉄道は、市内線全線及び市内線と平面交差する高浜線(高浜駅~松山市駅間)が直流600V電化、横河原線(松山市駅~横河原駅間)と郡中線(松山市駅~郡中港駅間)が直流750V電化となっています。直流電動機の車両では150ボルトの電圧差は電圧変動の範囲として特に切替操作は必要ないようですが、交流誘導電動機のVVVF制御車では切替操作が必要らしいです。ちなみに600Vと750Vの境界は高浜線松山市駅の大手町駅側にあります。
・・・松山市駅で郡中線に乗換え・・・
伊予鉄道700系モハ718の郡中港行きに終点の郡中港駅まで乗車します。郡中港駅はJR四国予讃線伊予市駅と道路を挟んだ位置に立地しており、需要があるかどうかはともかく乗換可能です。で、伊予市駅に隣接した“町家”で弁当を購入して昼食。
伊予鉄道郡中港駅の運賃表
松山市駅までは11.3㎞(運賃計算上は12㎞)で470円也!
ちなみにJR四国伊予市駅から松山駅までは11.6㎞(運賃計算上は12㎞)260円と210円もの開きがありますが、伊予鉄道の15分間隔に対して
JR四国は特急(要特急料金320円)・普通が共に毎時1本ずつであることや、伊予鉄道松山市駅と
JR四国松山駅の立地の差もあって、利用者数はほぼ互角(一日の乗降客数は1000人程度)らしいです(終着駅の郡中港駅に対して途中駅の伊予市駅では宇和島駅方面の乗客も含めた利用者数なので、松山市内方面で考えれば伊予鉄道が優位かもしれません)。
郡中港駅常備の車いす用スロープ板
“IYOTETSU”のロゴ入りです。が、駅によっては“イヨテツ”と手書きのも・・・
~郡中港駅から~
伊予鉄道3000系クハ3505の松山市行きに乗車し、松山市駅に向かいます。
~松山市駅で市内線(路面電車)にのりかえ~
伊予鉄道21000形モハ2108の③系統道後温泉行きに乗車し、次の撮り鉄場所に向かいます(次回以降に続きます)。