京王電鉄一日乗車券を使っての撮り鉄…そにょ② | ヘタレ車掌の戯言

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前回記事の続きです。

 

京王電鉄京王線仙川駅で下り電車を待っていると、上り線を黄色い顔の電車が走り去って行くのを目撃したこともあって、次の撮り鉄場所はつつじヶ丘駅か柴崎駅付近と判断。

 

京王8783 柴崎駅 20160406

仙川駅から乗車した京王8000系クハ8783の高尾山口行き各停を柴崎駅で下車します。

 

仙川駅からわずか2駅で・・・なのは、柴崎駅と国領駅の間で地下へ潜ってしまい、調布駅で京王線京王八王子方面と相模原線橋本方面に分岐してしまうので、黄色い顔のアレがどっちへ進むか判断できない中での判断です。そんなワケで柴崎駅で下車して、駅のつつじヶ丘駅方にある踏切で撮り鉄です。

 

それでは撮影順に・・・

 

東交10-429 柴崎~つつじヶ丘間 20160406②

都営地下鉄10-300形10-429の橋本行き快速

後に見えるのはつつじヶ丘駅です。

 

京王8860 柴崎~つつじヶ丘間 20160406②

京王8000系クハ8860の高尾山口行き特急

中間に機能停止した運転台が残る車体修理工事未施工の編成です。

 

東交10-329 柴崎~つつじヶ丘間 20160406

都営地下鉄10-300R形10-329の橋本行き区間急行

都営地下鉄10-300R形は、2004年以降の10-000形初期車代替に際し、経年の浅い8両編成化時組込みの2両(1986年~1989年導入)を活かして先頭車のみ新造して導入された車両です。代替対象だったのは1971年製造の試作車と1978年~1979年に導入された18編成で、これらの編成から3編成分の2両を集めて中間車6両、新造の先頭車2両で新たな8両編成を組成し、6編成が導入されました。新造の先頭車は基本的に編成全車新造車の10-300形と同型ですが、機能的には10-000形中間車に合わせてあります。実はこれがこの形式の運命に影響することとなり、2014年から再開した車両代替計画の中で、先頭車が新しい10-300R形も代替対象となり、2015年から編成全車の単位で廃車が始まっています。現在までに10-340編成と10-350編成が廃車されていますが、先頭車はわずか新造10年程度での廃車解体となっています。

東交10-328 柴崎~つつじヶ丘間 20160406

10-000形から改造された中間車と、低価格化のために形状を合わせることを放棄した新造の先頭車とは、これだけ車体形状が異なります。

 

京王7771 柴崎~つつじヶ丘間 20160406

京王7000系クハ7771の京王八王子行き準特急

 

京王7758 柴崎~つつじヶ丘間 20160406

京王7000系クハ7758の高幡不動行き各停

 

東交10-239 柴崎~つつじヶ丘間 20160406②

都営地下鉄10-000形10-239の橋本行き区間急行

都営地下鉄新宿線開業以来、活躍してきた10-000形10-300R形への改造と10-300形への代替により数を減らし、その活躍も先が見えてきた感もあります。

 

京王7777 柴崎~つつじヶ丘間 20160406②

京王7000系クハ7777の京王八王子行き準特急

ゾロ目のラッキーセブンです。

 

京王9791 柴崎~つつじヶ丘間 20160406①

9000系クハ9791の橋本行き快速

現行ダイヤでは、14年ぶりに日中の快速都営地下鉄新宿線直通列車となりました。裏を返せば、日中の京王線新宿駅は特急準特急各停しかないということに・・・

 

京王8764 柴崎~つつじヶ丘間 20160406②

京王8000系クハ8764の京王八王子行き準特急

車体修理工事事実施により、中間の機能停止していた運転台を撤去・客室化した編成です。

この編成は2008年の土砂崩れによるクハ8728事故廃車の補充用としてクハ8814を2代目クハ8728に改番・改造の上供出、その補充として2009年にサハ8564を新造して組み込んでいます。

当初は、完全な中間車の形態ながらも機能停止したクハ8764(初代)の運転台部分が向き合う変態度の高い編成でしたが、車体修理工事によってクハ8764(初代)の運転台部分が切妻の客室化されたことで、かつてほどは変態度が高くなくなっています。ちなみに元運転台部分は普通鋼製でステンレスの車体に合わせてシルバー塗装されています。画像のクハ8764は2代目で、車体修理工事前はクハ8864でした。

 

京王7754 柴崎~つつじヶ丘間 20160406

7000系クハ7754の高尾山口行き特急

7000系のうち、最初に導入された4編成の中の1編成で、デワ600形亡き後、京王電鉄最古参の車両になります。とはいっても1984年(1983年度)導入ですが・・・

 

東交10-539 柴崎~つつじヶ丘間 20160406②

都営地下鉄10-300形10-539の橋本行き区間急行

都営地下鉄新宿線の最新型になります。JR東日本常磐線金町駅で撮影していたJR東日本E233系とほぼ同型の車体ですが、機構的にはE231系に近いです。

 

京王9756 柴崎~つつじヶ丘間 20160406

京王9000系クハ9756の高幡不動行き各停

 

京王902 柴崎~つつじヶ丘間 20160406②

京王デヤ900形デヤ902の試運転

仙川駅で見かけたのはコレでした。昨年、6000系改造のデワ600形代替のために導入された事業用車です。主に2007年に導入されたクヤ900形クヤ911総合高速検測車DAXを挟んだ3両編成で井の頭線を除く京王電鉄全線の線路や架線などを検測しています。車体形状や走行機器は9000系を基本としています。9000系同様、片側4扉の営業車同然の車体を有しているように見えるので、クヤ911を抜いた2両編成で競 馬場線あたりで運用できそうにも見えますが、1両で動けるようにするために車内にも本来床下に設置すべき機器などが設置されていたり、連結側の貫通路は幌なしだったりするので、営業列車には使えません。代替されるデワ600形には、クヤ911を挟んだ検測運転の他に、レール運搬貨車チキ290形を挟んだレール輸送の役割もあったので、このデヤ900形も当然レール輸送に用いるのかと思いきや、今後はレール輸送が保線用機械(モーターカー牽引によるレール運搬車)に移行されることになり、チキ290形デワ600形と運命を共にすることとなりました。京王線で黄色を用いた電車はこのデワ900形だけなので、京王線版ドクターイエローとでも言えましょうか?。検測運転のために井の頭線を除いた京王電鉄全線で見られるはずですが、その運転日や行路は公開されていない(行路自体は不定期列車として予め設定されてると思われますので、運転日が判れば撮影しやすいかもしれません)ため、これこそ神出鬼没な“見かけたらハッピー?ラッキー?”な電車と言えるかと思われます。

 

京王9753 柴崎~つつじヶ丘間 20160406

京王9000系クハ9753の高尾山口行き特急

8両編成の新宿(この画像の後寄り)方に7000系の2両編成を繋いだ10両編成です。

 

京王8772 柴崎~つつじヶ丘間 20160406

8000系クハ8772の京王八王子行き各停

8両編成の8000系です。8000系は他形式との併結ができないため、8両編成でしか運用できません。

 

東交10-459 柴崎~つつじヶ丘間 20160406B

都営地下鉄10-300形10-459の橋本行き区間急行

8両編成に中間車2両追加して10両編成化した編成です。10-300形の10両編成前面には“10cars”のステッカーが貼付されています。

 

京王8763 柴崎~つつじヶ丘間 201604068000系クハ8763の橋本行き準特急

この編成は、2015年9月から、かつての2010系以前の車両(京王電鉄からは1957年から1983年まで活躍していた2000系のイメージとされています)で用いられていたライトグリーンに高尾山の自然をイメージしたイラストが描かれたラッピングが施されています。この編成を目撃した老夫婦が「懐しいねぇ」と会話していました。運用は公表されていないのですが、この日は新宿駅~橋本駅間の準特急で運用されていました。最近、ステンレスやアルミなどの塗装が不要な素材で作られた車体を全面ラッピングする車両が出現していますが、社内で“あおんぼ”と呼ばれていた2000系列のライトグリーンの次は、9000系5000系風ラッピングでしょうか(笑)。ちなみに、井の頭線も3000系より前の電車はライトグリーンだったので、1000系のライトグリーンもアリかと個人的に思っています。

銚電2001 西海鹿島~海鹿島間 20160227⑩

銚子電気鉄道では元2010系“あおんぼ”が現役です。

西海鹿島~海鹿島間にて2016年2月27日撮影

 

黄色いのも緑なのも撮れたので、次の場所に移動します(次回以降に続きます)。