リアルタイムからどんどん離れてますので、

時系列でポイントを記載していきます。

 

2月2日(手術日当日)

手術は無事終わり、当日は当然ベットからは出ることは出来ません。

ただ、自分は肥満の為、血栓ができる可能性が高いとのことで、

「足は動かして」との指示もあり、一生懸命、足を動かしておりました。

この血栓で亡くなる方もいるとのことです。

 

 

2月3日

体に付けられていた点滴や血圧、血中酸素等のセンサーも外れ、主治医より

「無理の無い範囲で歩いてください」との指示がありました。

血栓防止の為とのこと。とりあえず入院しているフロアーを5周しております。

 

 

午後に得意先から携帯に連絡があり、価格改定の資料に不備があり、本日中に

訂正しろ。とのお怒りの電話でした(得意先へは検査入院とは伝えてましたが)

部下への依頼も考えましたが、複雑な内容で依頼が難しく、また、本日中に

訂正しないと全社に影響が出てしまう為、自分で作業するしか無い状況でした。

 

 

会社のパソコンは持参していたので、ベットの横の机で得意先の300品の

価格マスター変更の作業を実施。約4時間の作業でなんとか終了。

今回は、術後の痛みが少なく対応できましたが、迷惑を掛けることも考えて、

病名は別にしても、手術することは得意先にきちんと伝えるべきだったと反省。

 

 

 

2月6日

予定より2日程早く退院。

手術から4日で退院できるとは少し驚きましたが、肺癌の手術でも術後

5日で退院する方もいるとのこと。医療の進歩を改めて実感。

 

 

 

2月10日

退院後の初診察。

この日は手術後の傷の状態の確認のみ。

主治医より4月から有明の病院に移るとの話がありました

「どうせれますか?」との問いに、私も付いていきますと返答。

 

 

 

3月3日

手術時に切除、生研したセンチネルリンパ節の検査結果を確認。

当日は3つのリンパ節を切除し、検査を実施して頂きましたが、

残念なことに1つのリンパ節に約5mmの転移巣が見つかってしまい、

ステージ3が確定しました。

覚悟はしておりましたが、ショックは大きかったです。

 

 

正直この段階になるといつ転移してもおかしく無い病状だと思い、

先生にネットには色々書かれてますが、実際の診察現場として、

ステージ3の転移の確率はどれ位ですか?と質問しました。

先生からは、

「使える薬などで差はありますが、ステージ3ですと、30~40%の確率で

 転移する可能性はあります」

と言われました。患者に気をつかって少なめに言って頂いたかも・・ですが。

 

 

今後の治療としては、今回の検査で私のメラノーマはBRFE遺伝子変異が

陽性だったとのことで、先生から、

「分子標的薬のタンフィラー・メキニストで治療をはじめます」

との話のあと、

「オプチーボも検討しましたが、この薬は副作用が強く、またもし、

 今後転移した際にこの薬を使用した方が、より効果的だと考えます。

 また、分子標的薬は比較的副作用も少ない為、日常生活への影響も少なく

 QOLが維持できる可能性が高いです」

との説明がありました。

転移ありきでの薬の選択、説明でしたので、少しショックを受けました。

 

 

そういえば、退院の際も医師、看護師さんから「よかったですね」

などの言葉は一切なかったのも、これからが大変だとわかって

いるからだと改めて感じました。

 

 

タンフィラー・メキニストの服用開始日ですが、先生から

本日3月3日からと言われましたが、会社での引継ぎ等がある為、

3月14日からの服用でお願いし了承を頂きました。

 

 

実は3月1日に出社した際に会社と話しをし、半年間の休職することで、

了承を頂いておりました。私の仕事は営業職であり、副作用などの

急な体調悪化で商談をキャンセルする可能性もありますし、

このご時世なので、熱も37度を超えると、事務所へも入れなくなります。

 

 

また、ブログなどをみると、どの薬でも副作用がでる確率はかなり高く、

特に薬の服用から3,4ヶ月は症状も重い場合も多いため、まずは

副作用が少なくなるまでの半年間を休職することに決めました。

 

 

 

3月14日

診察と血液、尿の検査。

血液、尿検査とも問題なし。

タンフィラー・メキニストの処方。

その日の14日の夜から薬を服用しております。

 

 

なんと服用した1日目からひどい副作用がでました。

発熱(38度前後)、倦怠感、めまい、腹痛、便秘などです。

正直立っているのも辛いほどで、体調は最悪となりました。

例えるなら、コロナワクチンの副作用を更に酷くしたような状態です。

分子標的薬は副作用が少ないと聞いてましたが、やはり抗がん剤なので、

そんなに甘く無いなと、つくづく感じておりました。

 

 

このひどい副作用は3日間続きましたが、4日目からは、

何故か、嘘のように副作用がすべて無くなりました。

その後も5月の終わりまでは、副作用はほぼありませんでした。

その時は、あの最初の3日間の苦しみは何だったのかと思いましたが。

 

 

ただ、6月以降は少しづつ副作用に悩まされるようになりますが・・。

 

 

3月22日

手術後の初のCT・MRIの検査実施。

 

 

3月28日

診察と血液、尿の検査。

肝臓の数値が少し高いが問題なし。

CT・MRIの結果も問題ありませんでした。

 

今後は4ヵ月毎にCT・MRIの検査を実施していくとのことです。

次回は7月となります。

 

この時は7月からのCT・MRIの検査から本番だと思ってました。

ブログなどでも、手術後の半年~1年位で再発する確率が高いからです。

 

とりあえず、7月の検査までは、好きなこと出来ると安心はしておりましたが。

 

今回でお世話になった駒込の病院への通院が最後となりました。

気に入っていた病院でしたので、少し寂しかったです。