2022年の年明けは、毎週のように雪の予報がでて、つらい寒さが続きました。

 

寒い時期は、外で暮らす猫たちのことがとても気になります。

 

2年ほど前から見守りを続けている、公園在住のおじいちゃん猫「つよし」のことは、特に気になっていました。

 

公園にいる猫に毎日餌をあげている老婦がいます。

わたしたちは定期的に公園を訪れ、その老婦と周辺の猫の情報を共有しながら、不妊去勢手術や、調子の悪い猫への薬の差し入れを行っています。

 

毎日餌をあげている人は、その地域の猫の体調面や猫同士の力関係、新しい猫の出没など、よく観察してくれます。

 

地域の方のと情報交換を兼ねた野良猫パトロールはとても大事です。

 

 

つよしは、2年ほど前にその公園に現れたといいます。

当時はとてもガリガリでしたが、その老婦のお世話のおかげでだいぶ元気になりました。

とても人馴れしており、すでに去勢手術も済んでいました。

 

横浜市の助成金を使って野良猫の手術をする場合、必ず耳カットをしなければなりませんが、つよしは耳カットはしてありませんでした。

 

おそらく、飼われていた猫だったと思われます。

 

公園の周辺には団地があり、転居の時に猫を置いていく人がいるという話は以前からありました。

 

 

生粋の野良猫は、外での暮らしに順応する能力が備わっており、室内で飼う方がかえってストレスになることも多々あります。

成猫で不妊去勢手術が済んでおり、餌をあげる人がきちんといて、環境的に住みやすい場所であれば、外で自由に過ごし、その猫一代限りの命を全うする方が幸せである場合も多いです。

 

しかし、つよしのように一度飼い猫として人間と生活していた猫は、やはり人恋しいようでした。

つよしはすぐに膝に乗って甘えようとする、見た目とは真逆の甘えん坊な性格でした。

 

公園でもいろんな人から可愛がられていたつよしでしたが、昨年の秋ごろから徐々に動きが緩慢になり、わたしたちは保護するタイミングをうかがっていました。

 

わたしたちは個人で活動しているため、保護するスペースは自宅しかなく、自宅もすでに療養中や里親さん募集中の保護猫でいっぱいなため、保護には慎重を期しています。

自分たちのキャパシティをオーバーする保護は後々危険であることがわかっているからです。

 

ですから、保護すべき野良猫の絶対数を減らす方法である不妊去勢手術が最も大切であると考えています。

 

 

年明け、老婦からつよしの口内炎が悪化してごはんがうまく食べれないとのSOSが入りました。

 

自ら食べられなくなったらそれは死を意味します。

つよしはもう長くないのかもしれません。

 

せめて最後はあたたかな場所で看取ってあげたいと思い、つよしの保護を決めました。

 

 

そのまま動物病院に直行し、ノミとお腹の虫の駆除薬をつけてもらい、先生にだいたい何歳くらいですか?と尋ねました。

 

「7,8歳くらいかな。そんな年じゃないよ」

 

 

えっ!??

 

15歳くらいかな~と予想していたわたしたちは返ってきた答えに思わずびっくり!

 

 

つよしはおじいちゃんじゃない??

 

腰骨は目立ってるし歩き方もスローだし、顔もすぐ汚れるし、体格がいいわりに体重は4キロを切っていました。

 

歯はまだ数本残っていますが、先生は爪の形状でだいたいの年齢を予想したそうです。

 

 

むむむ、、、。


 

 

 

保護してからのつよしは、普通にドライフードも食べ、うんちも良好。

猫じゃらしにも反応するし、先住猫に喧嘩もふっかける強気っぷり。

 

意外と元気(笑)。

 

 

よいことですが!

 

それでも3,9キロしかなかった保護時の体重が、きちんと食べているのに一月後3.5キロに減少していました。

元気そうに見えても、やはり何かしらの疾患があるのだと思います。

 

一番陽の当たる出窓の特等席がお気に入りのつよし。

 

ただいま穏やかな余生をゆるやかに過ごしています。