新しい仕事の前、休み中のの福井旅。

最終日は荒島岳登山です。


昨年この山をGWに登ろうと検討して結局近場の甲武信ヶ岳にしたのですが、なぜやめたのかを忘れていました。

私はペーパードライバーで一人登山なので、公共交通機関を使ってしか山に行けません。

昨年荒島岳を検討したのは、電車から直で登れるというアクセスの良さからでした。


しかし改めて今回ここに行こうと決めて調べてみると、電車の本数が非常に少なく、前泊したところではじめの電車が福井駅発9時21分、荒島岳の登山口がある勝原駅には10時41分着。

そこから登山口まで徒歩で20分ほどかかることがわかりました。


荒島岳はそんなに高い山ではないですが、そこそこ長いコースで全体で7時間ほどかかります。

もちろん帰りの電車の便も少なく、この場合、帰りは18時47分の電車になるでしょう。

登山可能ではあるのですが、せっかく前泊する意味もありません。


そこで調べてみると、中出登山口近くに「ねこばやし」さんという宿がありました。

前日の越前大野駅からの送迎もあり、食事付きでも格安で泊まれます。

これはここしかない、ということでこちらに宿泊しました。

登山口まで歩けますが、朝、ご主人が車で登山口まで送ってくださったので、6時過ぎには登り始めることができました。


近くに猫の頭の形の林があるからねこばやし、みたいです

冬は低山中心の登山なので、久々の長丁場です。かつ、低山日帰りよりも荷物も多いので「大丈夫かな?」と少し不安でした。

しかし登り始めると、ここのところの慣れた近場の(奥多摩など)山とは違う山でかつ規模が大きい?と、雰囲気が全く違って新鮮です。

どちらにせよ帰りは14時43分の電車なので時間のゆとりもかなりあることから、いつもよりゆっくり登ったこともあってか、あまり疲れを感じることなく登ることができました。


小荒島岳から見た荒島岳


4月14日でしたが、昼に近づくにつれ気温はかなり高くなってきました。

途中からは登山道に雪が残っていましたが、アイゼンやチェーンスパイクが必要なほどではありませんでした。

もう少し遅ければもっと新緑や、途中にあったシャクナゲの花が楽しめたと思いますが、残雪の様子も気持ちよかったです。



荒島岳の残雪感



遠く白山を望む


この日は雲一つないくらいの天気だったので、開けた頂上からの眺望も非常によかったです。

この日も結構暑かったので、あまり夏になると厳しい山だなと思いますし、この時期に登ってよかったです。

登山者も結構いました。


ゆっくり下りましたがそれでも2時台の電車まではかなり時間がありました。

勝原駅は、宿のご主人からオススメされていた通り、桃が見事に咲き誇っていました。

しかしかなり暑いのに、特に出店などなく、自動販売機の飲み物も売り切れでした‥。

この時期だけは、キッチンカーなどで食べ物や飲み物を売ればさぞ儲かるだろうに‥と思いました。

せめて桃の時期は自動販売機の補充くらいはいつも以上の頻度ですることを、地域の方々?には強くオススメします。