1度目の入院は、今は仕事の相棒のじっちゃんが付き添ってくれた。


パートナーが同じ日に

心臓の手術の為に入院することになったからだった。


パートナーには

現在までの長い人生の中に

“お酒に問題を抱える人”は居なかった。


そりゃあ、驚くし理解出来ないし…💦

一生懸命関わってくれている内に

不整脈を起こすようになった。


「また?殺してしまうのか?」

当時の私の心に浮かんだ言葉だ。


夫も癌で死んで。

元彼は難病指定を受けて。

最愛の猫は、私が酩酊して蹴ったのが元で病状が悪化した→これは真実か不明。

やってない!と思いたいけど

わからない。


ただ、裏を丁寧に取っていくと

当時 夫が私に言っていた

“酔った私がやったこと”には

嘘が含まれていたのも事実。


その方が私をコントロールしやすかったのか、支配したかっただけなのか

それも わからない。

もう仕方無いこと。


当時、そのことに触れようとすると。

激高して殴られるので

言わなかった。


だけど「また殺してしまうのか」と

あの時、私は思ったんだ。


父のアル中に幼い頃から悩まされて

母に父の飲酒を隠したくて

一升瓶に水を足していた私が。


お酒はキチガイ水だと叫ぶ母の言葉を

鵜呑みにしていた私が。


今度も大切な人を殺しかけている。


だから入院して

アルコール依存症を“治して”

まともな人に“戻らねば”


まだ知識も意識も足りなかったんだよね。

アルコール依存症の体は治ることは無い。

それまでの  私に戻っても

お酒はやめられない。


過去と他人は変えられない。

自分と未来は変えていける。


当時の主治医さまの好きな言葉だ。

精神科医エリック・バーンの言葉だと後で知った。


その意味をこの時の私は

まだ少しも理解しようとしなかった。


そして入院先に向かう途中のコンビニで

なんとか酒を買おうとして

じっちゃんに阻止されるんだけど💦


そんなこんなで

“海の見える病院”での入院生活が始まる。